コミティア131で販売したものになります。 A5サイズで本編は82ページになります。 pixivでもう少し先まで試し読みできます。 【概略】 世界では『人』と『猫』が生活している。 『猫』というのは『人』と同程度の知能を持ち、二足歩行で文化的な生活を営む毛に覆われた大型の生き物で、その腕力は人をも勝る。 猫の街では人の村を植民地にしており、猫たちは人間を働く駒として扱っている。 人質として猫の奴隷になる人間を猫街へ差し出すことが義務付けられており、彼らは高等猫の間で売買された。 人と猫、どちらでもない主人公アルバは親もおらず、猫からは忌み嫌われ、似非高等猫だったマリウス家に安価で買われてからは長い間奴隷として虐げられてきた。 だが新しい奴隷の購入によりアルバはマリウス家から追い出されてしまう。 警備隊の目をかいくぐり、逃げた先で出会ったのは人の村から不法侵入してきた少女、ディアだった。 彼女の想いやさまざまな出会いが、アルバを少しずつ変えていく。 そして自分の存在を否定し続けた彼が下した決断とは……?