この世界はひとつではない。
光と闇。昼と夜。人と人ならざるもの。
そして、命あるものと魂だけのもの。
ふたつの世界は重なり合って存在している。
そのふたつの世界のはざまには、「魔法使い」が住んでいた。
「おれ、魔法使いになりたいんだ」
「強くなりたい。強くなれば、お父さんとお母さんにも褒められる、良いお兄ちゃんになれる。良い子になれるのに」
魔法使いの森で、星の瞳が見つめた「強さ」の物語。
文庫本 全104ページ
105mm×148mm×5mm
本編、文庫版あとがき収録
※通常版と内容物は同じです