【新刊サンプル】貴方に会いたかった
お一人様2個まで
- ¥ 600
『欲を抱くという感覚すら不明なんだ。願ったことはある。しかし、それとは異なるものなんだろうね……』 飛行機雲を両断する騎空艇、ビル街の外れにある商店街の武器屋、浮かない島で映画鑑賞する様々な種族。そんな違和感のある世界で「欲望」と「願望」の違いを考える二人の話。 もうちょっと長いサンプル→( https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12694851 ) サンダルフォンは、悪夢を見ていた。だがそれは、起きた直後には綺麗さっぱり脳内から消えていた。 そんな中、奇妙に覚えている夢が出てくる。しかし、それは悪夢というには些か平和すぎた。 流れで付き合ったルシフェルとサンダルフォンは、映画をみたり買い物したり海へ行ったりと平和を謳歌していた。 そしてサンダルフォンは、現実を夢が追体験していることに気づく。そこに登場する人物と状況は多少異なるが、余りにもリアルかつそっくりで寒気がした。 ある時、サンダルフォンはグラグラと頭が揺れる感覚に見舞われ、床に臥せってしまう。 その後、回復すると同時に理解した現実に押しつぶされながらも、ある決断を迫られることとなる。 自分も、ほんっと同居好きだなぁと思いますが、また同居します。 立場上、欲を抱くこともなく、欲の持ち方すらわからなかったルシフェル様と、挫折しまくって欲を持つことを諦めてしまったサンダルフォンの話です。