コミックス6巻は、これまでの巻に比べても、一つの大きな節目、あるいは折り返し地点のような印象を受けます。このことは、まず〝表紙〟を見ただけでも感じとられることではないでしょうか(6巻表紙の〝新しさ〟についても詳しくお話しいたします)。この「6巻」を軸とすることで、『ごちうさ』の過去のエピソードと、これから続くかもしれない展開との、両方を見渡せるような見通しの良い地点に立てるのではないか、と私は考えます。 個々のエピソードや要素を、作品全体の大きな流れの中で位置付けると、どのような意味合いが読み取れるのか?といったような解釈を提示してみようと思います。B5・48頁・C94本・シリーズ第3弾。