「私は――『深海棲艦』と、貴方達が呼ぶイキモノです」 　なずなの告白。 　隠匿された街の秘祭は、遥か遠く、水底に潜む『彼ら』と係る、異常なもので。 　喧騒も聞こえぬ白砂の浜で真実の一端を知り、翔鶴はただ絶句する。 　 　華やかな祭の裏で、記憶と思惑、逃れ得ない柵たちが絡みあう。 　提督、妖精、反艦娘派。加えてそれぞれの艦娘たちが、互いにすれ違ってゆく。 　役者を代えて、舞台を換えて。 ――『自己犠牲』のための悲劇が、再び廻りだそうとしていた。 ◆◆◆◆◆◆ 『海浜の鶴』シリーズ第三弾！ 噛み合う事件の歯車が、息もつかせぬ展開を軍港都市舞鶴の街に刻みつけます。 『舞鶴編』の最後を飾る一大長編を、ぜひお楽しみください(｀･ω･´)ゞ ◆◆◆◆◆◆ 装丁と紙の重みを感じる冊子版はこちら！ （BOXセット） http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/34/24/040030342414.html （単行版） https://kichichin.booth.pm/items/129078