カフカと私
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フランツ・カフカ(1883-1924)のアンソロジー 若き日の友オスカー・ポラックに宛てた手紙をすべて掲載。 作品集「カフカと私」は初期作品『ある戦いの記述』を再構成したものである。 論集「フランツについて私が知っている二、三の事柄」では現代の生活における「ていねいな暮らし」や「Googleマップ」がカフカと折り合いをつけられないものであることを提示。 またカフカの初期作品『ある戦いの記述』と初期小品集『観察』をドゥルーズ=ガタリ『マイナー文学』の方法で読解。 創作集「ヴィルトバッハの贋作」では現代川柳、現代詩、小説という様々なジャンルからカフカへとアプローチをかける。
目次
序(中澤一棋) オスカー・ポラックへの手紙(中澤一棋訳) カフカと私 -ある戦いの記述Ⅰ(中澤一棋訳) -街道の子供たち(中澤一棋訳) -最初の苦悩(中澤一棋訳) -祈る男との対話(中澤一棋訳) -兄弟殺し(中澤一棋訳) -詐欺師を暴く(倉石太郎訳) -判決(倉石太郎訳) -狩人グラフス(隣健斗訳) -不幸だということ(隣健斗訳) -流刑地にて(磯山煙訳) -ある戦いの記述Ⅲ(中澤一棋訳) フランツについて私が知っている二、三の事柄 -ていねいな暮らしとカフカ(坂戸若葉) -カフカとグーグルマップ(星井小判) -虚ろな馬と死者になること(中澤一棋) ヴィルトバッハの贋作 -影絵(暮田真名) -プラハ観光(磯山煙) -指令書(環原望) -Family Romance(杉倉葉) -カフカランド建設計画(中澤一棋)