コミックマーケット89頒布のあやはた×秘封倶楽部の世界がクロスする夢の世界で出逢う小説本です。 挿絵：竜様、キタユキ様 ページ数：138p 作品紹介文 少女に変革の物語を 　誰にだって伝えたいことはある。 　その伝え方は千差万別。どのような言葉で相手に伝えればいいのか、どうすれば受け取ってくれるのか。少女は相手との距離感を測りかねる。行き過ぎては聞いてくれない。 　そんな悩みを抱える少女たちが二組。 　姫海棠はたては、マエリベリー・ハーンは、嬉々として先のことを語る相方と、これからどのように接するか迷っていた。 　少女たちは語り合い、時間は過ぎて行きやがて夜になる。少女は眠りにつき――夢を視る。 　本来なら交わらない世界と世界が夢の中ですれ違う。 　そこは夜が明けない街。 　歪んだ電波塔が怪しくそびえ立ち、少女たちに語りかける。 　世界を変える、と。 　現れる脅威。姿の判断がつかない相方。 「あなたは誰なの？」 　だけど彼女は応えてくれなくて、言葉の代わりに唇がふさがれる。 　それは、伝えられるのは言葉だけではないと言うように。 　そうして、少女たちは変革する。