TD4プリント基板
- TD4プリント基板¥ 2,500
- TD4プリント基板+74IC 6種10個セット¥ 4,500
マイナビブックス「CPUの創りかた」で紹介されているTD4の回路を構成したプリント基板です.汎用のユニバーサル基板の代わりに本基板を使用することで,TD4製作における最大の壁,配線の手間を大幅に省くことができます. 本基板に対応した部品のうち秋月で手に入るものについてはPartsCabi.net https://partscabi.net/list/ee6a1fa3-724f-4b79-a323-c388c5a9cda8 にまとめてあります. 残念ながら,2022年現在,秋月ではすべての部品を揃えられません.そこでオプションとして秋月で手に入らないTD4に必要な74IC 6種10個 ・74HC10 x1 ・74HC153 x2 ・74HC154 x1 ・74HC161 x4 ・74HC283 x1 ・74HC540 x1 を付属したものも提供します.上の秋月調達リストの部品とこのセットだけでTD4を作ることができますので,部品集めがぐっと楽になるはずです.ぜひTD4を作ってみてください! 秋月での74ICの取り扱いも一つ,また一つとなくなってきております(74HC153は2021年ごろに取り扱いがなくなったようです).全体的に品薄になってきて,調達する価格も上昇する一方のため,今回ICオプションを含む基板の値段を大幅に引き上げました.申し訳ありません. 最後の写真は本基板と完全に同じではありませんが,本基板の前のバージョンのTD4を使って作成したライントレーサです.TD4の製作の記録をTwitterで公開しています. https://twitter.com/i/events/874592332787494912 なお,基板の在庫が少ない場合は,基板のみの販売の商品が売り切れてしまうことがあります.74IC付きのほうが残っている場合,メッセージ等でご一報いただければ,基板のみとして(もちろん基板のみの価格にて)販売することも可能です.
特徴
1. 部品の配置にこだわり,美しく見えるように工夫しました. 2. CPU部分,ROM部分が1枚の基板に載ります. 3. 上記のとおりスルーホール部品のみで製作できます.はんだ付けが難しい表面実装部品は使っていません. 4. 74IC以外の部品は秋月で入手が可能な部品のみで構成できるようにしました. 5. CPUの創りかたの著者様の金言に従い,LEDの取り付け場所を盛ってあります.その数なんと59箇所!ピカピカします.意味のある信号線のすべてにLEDを付けられる仕様です.TD4の動作原理が視覚的に理解できて楽しいです. 6. オリジナルの74HC154だけでなく,安価に手に入りやすい74HC138×2個の構成にもできるようにしています. 7. 安価な普通のダイオードだけでなく,便利なアレイダイオードも使用できます.(7枚目の写真参照). 8. ラーメンタイマーとして動作できるよう,電子ブザーと駆動回路を取り付け可能にしてあります. 9. 電源としてUSBMicroと2.1mmジャックが選べます.USBを用いた場合,適当な充電アダプタが使えます.
使用部品リスト
下記の部品を使用します.本基板に対応した部品のうち秋月で手に入るものについてはPartsCabi.net https://partscabi.net/list/ee6a1fa3-724f-4b79-a323-c388c5a9cda8 にまとめてあります.また商品を購入すると下記の部品表よりも詳しい部品表をダウンロードできるようになります. 74HC10 1個 74HC14 1個 74HC32 1個 74HC74 1個 74HC154 1個 もしくは 74HC138 2個 74HC153 2個 74HC161 4個 74HC283 1個 74HC540 1個 積層セラミックコンデンサ 0.1uF 14個 電解コンデンサ100uF 1個 電解コンデンサ10uF 2個 無極性電解コンデンサ10uF 1個 LED 3mmφ※4 54個 LED 5mmφ※4 5個 8Pアレイダイオード 16個 抵抗器 100Ω 2個 抵抗器 1kΩ 66個 抵抗器 3.3kΩ 1個 抵抗器 10kΩ 10個 抵抗器 33kΩ 1個 抵抗器 100kΩ 4個 DIPスイッチ8P 16個 DIPスイッチ4P 1個 ピンソケット10P 1個 タクトスイッチ 2個 3Pスライドスイッチ 3個 USB Micro B コネクタ 1個 N-ch FET K4017 1個 電子ブザー UGCM1205XP 1個 ※1 足の間隔が2.54mmピッチのもの. ※4 だいたいなんでもOKです.AkiCartのリストはかなり多めに入っています. ※5 1SS178を推奨.これ以外の相当品を使う場合は,本体の長さの短い(3mm程度)のものを使ってください. ※6 大半はLED用.使うLEDと駆動したい電流に合わせてください.
発送方法
郵便(クリックポスト)にて送付予定です.
スペック
大きさ:150x150 mm 電源:USB Microまたは2.1mm標準DCジャック.電圧5V.ケーブルやアダプタ等は付属しません. 同梱(おまけファイル) ・基板の使用方法に関する説明書(pdfファイル) ・回路図(pdfファイル) ・基板シルクとパッドの図(pdfファイル) ・部品リファレンスと部品の対応表(pdfファイル) ※ いずれのファイルも注文後,Boothの該当する注文の注文詳細からダウンロードが可能になります. オプション:下記の74IC ・74HC153 x2 ・74HC154 x1 ・74HC161 x4 ・74HC283 x1 ・74HC10 x1 ・74HC540 x1
注意
・出品者は毎日コミュニケーションズやCPUの創りかたの作者様とは一切関係ありません. ・前述のとおり,基本的に基板のみ(+6種10個のICをオプション)の販売です.部品は付属しません. ・すべての部品がスルーホール部品であるため電子工作としては難易度は極めて高いものではありません.しかし,はんだ付けの箇所が多いため,入門向けの電子工作とは言えないと思います.基本的にトラブルが生じた場合には,テスターと回路図をもとに原因を考えられる方が対象です. ・一度製作して動作することは確かめているため,根本的な設計ミス等はなさそうですが,基板としての高い品質や動作を保証するものではありません. ・製作上のミスにより,電源として用いた機器(例えばACアダプタ,USB充電器,PCなど)に甚大な被害が及ぶ可能性があります.電源を入れる前に+5VとGND間の抵抗値を測定するなど,根本的なミスが無いかチェックしてください. ・本基板を使用したことによる事故等,一切の不利益に関して責任を持ちません.
多少マニアックな特徴
1. P1として電源および入力ポート,出力ポートを引き出したコネクタを備えています.ピンソケットなどを使えば,拡張ボードを作ることができます.「今さら標準ロジックでCPUをつくる本」では,実際これを使ってライントレーサを作ります. 2. P1で物足りない方のために,クロック入出力,リセット,全レジスタ等多くの端子を引き出したコネクタも用意しました.これを用いると外部クロックを使用したり,基板上のROM以外のROMを繋いだりして遊べます.私はクロックカウンタや任意周波数のクロックを入れて遊んでいます.外部クロックと外部ROMで遊ぶ場合は,基板の一部を改造する必要がありますので,注意書きをよく読んで使用してください. 3. 左下の蛇の目パターンはユニバーサル基板として使えます.なにか小さな回路を入れたいときにお使いください.