人狼小説 爪跡探偵ジル~太陽の村~ 1巻
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人狼ゲームをモデルとしたオリジナル小説「爪跡探偵ジル~太陽の村~」の1巻です。 ※こちら無料DLの体験版もあります! 2万5千文字の大ボリュームです。よろしくお願いいたします。
★あらすじ
人狼は架空の生物。 誰もがそう思っている世界で、彼は人狼の爪跡を追い続けていた。 男の名は探偵ジル。助手のアルトとともに、今日も人狼の爪跡を追いかけている。 なぜ架空の生物と言われる人狼を追い続けるのか、答えは誰も知らない。 調査に訪れた村で次々と起こる奇怪な殺人事件。 人狼の影が、ジルたちを翻弄する……
★主な登場人物
「ジル」 本作の主人公。二十三歳。 爪跡探偵を名乗る。伝説に語り継がれる「人狼」を探すために各地を巡る探偵。人狼の爪跡を追い、今日も助手のアルトと旅を続ける。百六十五センチ、九十キロ(自称)とふくよかな体格で、それに見合った大食漢でもある。また、怖がりで自他ともに認める臆病な性格。尚、普段は猫探しやドブ掃除、子どもの遊び相手など、何でも屋のような仕事を生業にして生活している。 いつもお気に入りの黒いコートを身に纏い、口と鼻の間で整えている髭がチャームポイント。茶髪はオールバックにしており、わりと短めを好むがカットに行くのを面倒くさがり、肩につくほど伸びることもしばしば。 「アルト」 ジルの助手。どこか頼りないジルをいつも助けている。百五十センチと小柄で、中性的な顔立ちの少年。年齢は十五歳だが年齢不相応の冷静さを併せ持ち、基本的には怖いもの知らず。ジルが驚いて腰を抜かしている中でも、状況をしっかりと見極めて証拠を見逃さない優れた助手として、ジルにとても重宝されている。 そんなアルトの苦手なものは「人間関係」で、仕事と割り切った関係以外の対人は苦手意識を持っている。同年代の異性となると尚更で、雑談が得意ではない。 青いデニム生地のオーバーオールと、大切にしている茶色のチェック柄ワークキャップがトレードマーク。大の猫好きであることはジルも最近まで知らなかった。 「ミレイユ」 街でも有名な凄腕の賞金稼ぎ。懸賞金がかかっている話ならなんでもこなす。「金に綺麗も汚いもない」が口癖。その言葉通り、どんな手段を使ってもお金を最優先に考え行動する。 ただし守銭奴というわけではなく、散財を好む。多くの金を手に入れ、多く遊びたい、そんな単純な「遊び人」でもある。 ひょんな事がきっかけで、ジルとアルトと行動を共にすることに。出るところは出ている女性らしい体つきをしており、胸元や脚などの露出も多め。 皮で作られた胸当てと、太もものほとんどを露出しているショートパンツを身につけ、右足に巻かれたベルトナイフが仕込まれている。性格は至って子どもっぽく、良く言えば素直で、悪く言えば空気が読めない。 「人狼?」 ジルが追っている伝説上の存在。実際に存在しているかどうか、誰も知らない。 人の姿に化けることができ、人に紛れて生活することも可能らしく、人の姿から突然狼の姿になって人を襲うという恐ろしい魔物。 ジル曰く「猟奇的凶悪殺人鬼」であり、ジルはこの「人狼」を追いかけている。 しかし、目撃例もほとんどなく、文献にも「昔話」という程度の情報しか載っていないため、多くの人が「人狼は架空の生き物だ」と言う。それでもジルが人狼を追う理由とは……?