SFG Vol.03 アジア
- ¥ 1,300
今回の特集は、最近話題沸騰中の「アジア」。日本でもベストセラーとなった劉慈欣のハードSF『三体』をはじめ、アジアの作品が次々と翻訳されるいま、アジアSFの最新事情に切り込みます。
◆特集インタビュー・中国のサイバーパンクSF『荒潮』の作者・陳楸帆氏
「中国のウィリアム・ギブスン」とも呼ばれる陳楸帆氏へインタビュー! サイバーパンク風味あふれるイメージに、中国と世界の関係性をも描き出した『荒潮』は、作者の来歴にも関わっています。 『荒潮』の制作秘話や、このタイトルに込められた意外な理由とは?
◆特集インタビュー・日本における中華圏SF普及の立役者・立原透耶氏
まだ中華圏SFがほとんど知られていなかった時代から、中華圏SF普及のため草の根で活動されていた立原透耶氏。 2010年代に入り一大ブームを巻き起こした中国SFの魅力はどこにあるのでしょうか。そして中華圏SFはこれから、いったいどうなるのでしょうか?
アジアゆかりの小説3作も収録!
『バベルの子ら』ピーター・トライアス 訳:鬼塚大輔 感染症の拡大によって人口が激減した世界、生き残るために生み出された新しいコミュニケーションの形とは? 『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』で星雲賞を受賞した著者による、ポストコロナのSF! 『南方蜃気楼水族館』唐澄暐 訳:ラヴクラフト振興会 わたしが恋に落ちたあの人に手を引かれてたどり着いたのは、少し変わった水族館で――。不思議な幻想恋愛譚。 怪獣をテーマに創作を続ける作者が、かつての体験から執筆した一作です。 『常夜の国』坂崎かおる 空襲で避難してきた女の子に、ぼくはかつてドミトリーで暮らしていた女の子の面影を見て取る。子供から見た戦争の姿を描く。 本作はSFメディア・VG+共同企画です。同じ世界観を別の視点で描いた『パラミツ戦記』を読むと、より味わいが深まります。 https://virtualgorillaplus.com/stories/paramitsusenki/
インタビュー SFの流儀:小川哲
『ゲームの王国』で山本周五郎賞受賞の小川哲氏に、作家としての流儀をお聞きしました。 小説家としての活動の根幹にある部分を語っていただきました。デビューに至るまでの戦略は必読!