【あらすじ】 　小国リーディス王国の第一王女ユーリシアは目立たず、存在感のない王女だった。彼女の母親である新興著しい西国ヴォルテロワ興国から嫁いできた正妃はすでに亡く、彼女の弟、王太子の母である側妃カタヴィナが宮廷の中心であった。 　正妃の母国と、カタヴィナと繋がりのある東国アルトゥルクに挟まれて、ユーリシアの生国は揺れていた。しかし、国を憂う若き貴族達をも巻き込み、事態は大きく動き始める。その鍵を握っていたのは意外な存在で――？ 　そして、彼女と幼馴染みであり、かつ従者でもある生真面目な青年ルードヴィク。ふたりの間にも――。事態の急変にユーリシアの『本当の姿』も。 　後世、リーディス王国の歴史書にその名を残すユーリシアの、少女時代の物語。 【サンプル】 主な登場人物 https://uta-mizuki.com/novel/princess-julicia/character/ 第一章「王女ユーリシア」サンプル（全文） https://uta-mizuki.com/novel/princess-julicia/chapter01/ 断章「女官の恋」（抜粋） https://uta-mizuki.com/novel/princess-julicia/danshou01/ （※「本文サンプル断章」にはキス程度の描写や、直接的な描写ではありませんが性行為を匂わせる描写がありますので苦手な方はご注意ください。）