――しんしんと冷え込む雪景色のなかで、梅花の香りを嗅いだ。
カナタの牧場生活は、まもなく一年を迎える。
沢山の人と出会い、沢山学んだ一年だった。
余所者であるカナタを暖かく受け入れてくれた三つの里の人々を、彼はとても大好きだった。
だが、一人だけ、苦手とする人がいた。
まるで氷のような眼差しを持ち、大の男嫌いである女性。
好感度マイナスから始まる一つの物語。
A5/56P 二段組み
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https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12687082