帝國陸軍の軍旗 歩兵騎兵聯隊軍旗の歴史 電子版
- ¥ 2,400
しばらく絶版となっておりました『帝國陸軍の軍旗』を電子版で再刊しました。 本書は、旧日本陸軍の歩兵聯隊及び騎兵聯隊に対して 天皇陛下から親授された「軍旗」の歴史について総合的・体系的に論述するものです。 陸軍の軍旗は、陸海軍を統率する大元帥たる 天皇陛下から、歩兵・騎兵聯隊に対して親しく授与された旗であり、 陛下御躬ら統率される軍隊であることの御徽であって、軍人にとって軍旗が現れるのは即ち 陛下の御親臨に等しいとされる特別な旗でした。 軍旗は古の錦の御旗に相当するものであり、それ故、軍旗は極めて神聖な存在として取り扱われ、戦場で傷んだからといって他の物品のように軽易に作り直したり大きな修復をしたりすることはありませんでした。 明治初期に授与された古い軍旗は、幾多の戦役や事変等を経て、旗の本体部分が破れて滅失し紫色の総(ふさ)のみになってしまいましたが、むしろ 天皇陛下の御馬前で勝利を重ねてきた歴戦の精鋭聯隊であることを示すものとして大いに誇りとされました。 一部の軍旗は、聯隊の改廃により宮中に奉還されたり、戦時中に喪失されたりしましたが、多くの軍旗は大東亜戦争の終結まで各聯隊により捧持されました。 そして、終戦後間もなく、歩兵第三百二十一聯隊等一部を除き、各聯隊の軍旗は将兵の復員に先立って奉焼され、それぞれの歴史に終止符を打ちました。 今日、軍旗に関する史資料の大部分は、あちらこちらに分散して存在しているため、何か1つの事柄を調べるだけでも複数の資料にアクセスしなければならず、長時間をかけて大変煩雑な過程を経なければならないのが実情です。 本書は、元大本営参謀高市近雄氏らの貴重な先行研究の成果等を踏まえ、太政官・陸軍等の公文書をはじめとする第1次資料を主体に、元軍人の関係者の方々の証言やその他関係資料等を加味して、帝國陸軍の軍旗に関する広範多岐にわたる諸事項を考察し、体型的に整理したものです。 ファイル形式はPDF(パスワード有り、印刷編集不可) メディアはDVD ジャケット付きトールケース入り 配送はレターパックライト(370円) 複製配布等は一切禁止です。 お支払いは御落札後72時間以内にお願いいたします。