新・花魁道中いろは唄 本編セットパック
- ¥ 5,000
新・花魁道中いろは唄 声劇脚本全編です。 旧台本に比べ、新シーンの追加、同じシーンでもより情景や心理描写を深く追求しちぐはぐだった物語を纏めました。 新しくなった花魁道中いろは唄の世界をどうぞお楽しみください。 ●梱包内容● 新・花魁道中いろは唄 一葉 新・花魁道中いろは唄 二葉 ~色は匂へど~ 新・花魁道中いろは唄 三葉 ~散りぬるを~ 新・花魁道中いろは唄 四葉 ~我が世誰ぞ~ 新・花魁道中いろは唄 五葉 ~常ならむ~ 新・花魁道中いろは唄 六葉 ~有為の奥山~ 新・花魁道中いろは唄 七葉 ~今日越えて~ 新・花魁道中いろは唄 八葉 ~あさきゆめみじ~ 新・花魁道中いろは唄 九葉 ~酔ひもせず~ 新・花魁道中いろは唄 十葉 ~咎無くて死す~ Pt画像 ●利用規約● https://call-of-ruitaka.fanbox.cc/posts/1761504 ●値引き率● 単体販売合算より20%OFF ●パスワード制度● 廃止いたしました。パスワードが無くても閲覧できるようになりましたので、必要な方はDLお願いいたします。
新・花魁道中いろは唄 ~一葉~【♀1】
上演時間:10分 竜胆 17歳 ♀ 若山遊郭に住まう花魁。
新・花魁道中いろは唄 二葉 ~色は匂へど~【♂2 ♀4】
上演時間:80分 牡丹(ぼたん) 22歳 ♀ 遊郭の見世の中でも屈指の人気を誇る大見世、華屋のお職。その美貌と教養の高さから若くしてお職の座に就いた実力者であり魅力的。美しい容貌とは正反対の竹を割ったような性格で、他の見世からの女郎からも羨望のまなざしを向けられる。 椿(つばき) 16歳 ♀ 大見世、華屋の牡丹付き新造だがこれから初見世を迎え花魁となる。その愛らしい容貌と性格で初見世前から非常に人気が高く、椿の初見世には破格の花代が付けられている。まだまだ子供らしさが残るが、いずれ華屋のお職に立つことが予想されている。 蓮太郎(れんたろう) 16歳 ♂ 大見世、華屋の若衆。椿と同年齢のせいで非常に仲が良く、いつしか椿と心を通わせるようになるが忍耐強くそれを堪え、椿の初見世を祝う。生真面目で優しく人当たりもよい少年。生まれも育ちも遊郭であり母親の美しさを生き写しに持ってきた美少年であり、時々陰間と間違えられる。 惣一郎(そういちろう) 24歳 ♂ 老舗の呉服屋で目利きとして働く青年。その優れた目利きさから呉服屋の旦那に気に入られ、娘の八重と結婚して呉服屋を継いでほしいと望まれる反面、非常に遊び人で遊郭内でも様々な見世をうまく立ち回り馴染みになっている。美形で遊女からの人気も高い。 紅(くれない) 27歳 ♀ 中見世、大野木屋のお職。年季明けも近く年齢も高齢になってきている為に客が付かなくなってきている。自分の新造を見世に無断で客に抱かせたり、気に入らない事があると新造に折檻をする激しい性格で恐れられている。 琥珀 (こはく) 14歳 ♀ 中見世、大野木屋、紅花魁の新造。本来は17歳で迎えるお開帳だが、紅の策略の為に既にお開帳を済ませてしまっている。本来は可愛らしい少女だが紅花魁の元で身を縮めるようにして生きている。とても真面目で汚い策略などで客を呼ぼうとする紅を本心では好ましく思っていない ――――――――――――――――――― 役表 牡丹 (♀)・・・ 椿 (♀)・・・ 蓮太郎(♂)・・・ 惣一郎(♂)・・・ 紅 (♀)・・・ 琥珀 (♀)・・・ ――――――――――――――――――――――――
新・花魁道中いろは唄 三葉 ~散りぬるを~【♂1 ♀3】
上演時間:50分 菖蒲(あやめ) ♀ 22歳 牡丹とほぼ同時期に水揚げをした『華屋』の女郎。幼い頃から遊郭で躾けられる新造や禿と違い、15歳の時に遊郭に売られ17歳で水揚げをするという遅掛けの廓入りにも拘らず、色気と迫力のある美貌で人気を集め、正味2位に上り詰めた実力肌の遊女。廓言葉には慣れておらず教養も低いため、時々粗暴な言葉遣いになる。 牡丹(ぼたん) ♀ 20歳 遊郭の見世の中でも屈指の人気を誇る『華屋』のお職。遊郭の中を花魁道中として練り歩き美貌と立ち居振る舞いと教養の高さを誇る。人々の羨望を集めた遊郭トップクラスの花魁。水揚げ後、異例の早さと若さでお職に選ばれた実力者。 椿(つばき) ♀ 16歳 可愛らしい顔と愛らしい仕草で水揚げ前の振袖新造時代から客に絶大な期待をされていた 。水揚げ年齢が近くなった頃から、『華屋』では先触れを出して客を呼び込み、椿の水揚げには破格の花代が付けられたにもかかわらず、水揚げには申し込みが殺到した。現在は花魁として活躍し次代お職の噂が立っている。 勘八(かんぱち) ♂ 28歳 元は武士の家系の生まれだが、仕えていた旗本が潰れ現在は職なしの浪人。武家奉公時代に蓄えた財産で遊郭に来ているというが真相は遊郭や賭博場にかなりの借金を抱えている 。菖蒲の間夫で時々見世を抜け出させ会っている ――――――――――――――――――― 役表 菖蒲 (♀)・・・ 牡丹 (♀)・・・ 椿 (♀)・・・ 勘八 (♂)・・・ ――――――――――――――――――――――――
新・花魁道中いろは唄 四葉 ~我が世誰ぞ~【♂2 ♀3】
上演時間:40分 牡丹(ぼたん) ♀ 23歳 遊郭の見世の中でも屈指の人気を誇る『華屋』のお職。遊郭の中を花魁道中として練り歩き美貌と立ち居振る舞いと教養の高さを誇る。人々の羨望を集めた遊郭トップクラスの花魁。水揚げ後、異例の早さと若さでお職に選ばれた実力者。 椿(つばき) ♀ 17歳 可愛らしい顔と愛らしい仕草で水揚げ前の振袖新造時代から客に絶大な期待をされていた 水揚げ年齢が近くなった頃から、『華屋』では先触れを出して客を呼び込み、椿の水揚げには破格の花代が付けられたにもかかわらず、水揚げには申し込みが殺到した。現在は花魁として活躍し次代お職の噂が立っている 水仙(すいせん) ♀ 26歳 華屋の花魁。年季明けが近いがお職の噂が立った事もある程美しい容貌を持っている。しかし、その為に気位も非常に高く、手練手管と言われる遊女の技芸を下品だと蔑み客が 付かない日が続いている。月乃介とは同郷の出であり、幼馴染であり年季明けには所帯を持とうと約束した仲である 月乃介(つきのすけ)♂ 27歳 歌舞伎役者の女形を張り続けた美形の役者。自分の美しさを知っており、遊女などより美しいと胸を張って言えるほどの自信を持っている。役者の時以外は男らしくさっぱりした性格。水仙と同郷の出で水仙に惚れている。最近は遊郭内をうろつくなど役者の仕事をしていないようだがその理由は不明 庄一郎(しょういちろう) ♂ 38歳 木綿問屋、橋本屋の主人。遊郭では小見世を中心に遊んでいたが接待の関係で大見世の女と関係を持つ必要に迫られ水仙の客となる。見栄っ張りで小心者。 ――――――――――――――――――― 役表 水仙 (♀)・・・ 牡丹 (♀)・・・ 椿 (♀)・・・ 月乃介 (♂)・・・ 庄一郎 (♂)・・・ ――――――――――――――――――――――――
新・花魁道中いろは唄 五葉 ~常ならむ~【♂2 ♀2】
上演時間:70分 淡墨(うすずみ) ♀ 22歳 『華屋』に隣接するお見世『手鞠屋』のお職。牡丹と同様、教養も高く、こぢんまりとした顔の人形の様な美貌が売りの花魁。遊郭で産まれ、遊郭で育ち己自身も遊女になるという生粋の花魁気質で気位が高い。次代の花魁を教育するくらいなら客の相手をすると、新造も禿もつけてはいない。 銀杏 (いちょう) ♀ 20歳 『手鞠屋』の花魁。淡墨の妹女郎的に懐いておりとても淡墨を大切に思っている。女性らしく優しい、またしっとりとした魅力を持っている。姐花魁の淡墨とはよく同じ座敷に呼ばれるなど、客は二人を同時に見る事を好む。 景季(かげすえ) ♂ 26歳 大名小田切の御曹司で跡取り息子。遊郭内で初めて見た淡墨花魁を見初めて座敷に呼ぶ。さまざまな事を楽しむ心を持っており、肩書を鼻にかける事もない好青年。 菊丸(きくまる) ♂ 24歳 大名小田切家に仕える武士で、景季の側近。景季の忠実な部下であり生真面目で、常に景季の身を気にかけている。真面目で一途な反面非常に不器用で、女性慣れしておらず遊郭での作法は詳しいものの、自ら遊びに行くことは出来ない初心な青年。 ―――――――― 役表 淡墨 (♀)・・・ 銀杏 (♀)・・・ 景季 (♂)・・・ 菊丸 (♂)・・・ 新造(淡墨or銀杏の兼役) ――――――――――――――――――――――――
新・花魁道中いろは唄 六葉 ~有為の奥山~【♂3 ♀4】
上演時間:100分 牡丹 (ぼたん) ♀ 24歳 遊郭の見世の中でも屈指の人気を誇る『華屋』のお職。遊郭の中を花魁道中として練り歩き美貌と立ち居振る舞いと教養の高さを誇る人々の羨望を集めた遊郭トップクラスの花魁。水揚げ後、異例の早さと若さでお職に選ばれた実力者。 椿(つばき) ♀ 18歳 可愛らしい顔と愛らしい仕草で水揚げ前の振袖新造時代から客に絶大な期待をされていた。水揚げ年齢が近くなった頃から、『華屋』では先触れを出して客を呼び込み、椿の水揚げには破格の花代が付けられたにもかかわらず、水揚げには申し込みが殺到した。現在は花魁として活躍し次代お職の立場が約束されている。 蓮太郎(れんたろう) ♂ 18歳 大見世、華屋の若衆。椿と同年齢のせいで非常に仲が良く、いつしか椿と心を通わせるようになるが、忍耐強くそれを堪え、椿の初見世を祝った。生真面目で優しく人当たりもよい少年。生まれも育ちも遊郭であり母親の美しさを生き写しに持ってきた美少年であり、時々陰間と間違えられる。 鬨衛門 (ときえもん) ♂ 24歳 旗本、加賀家の長男。真面目で初心な反面思い込んだら頑固で人の言う事には耳を貸さない。座敷で見た椿に一目惚れし一途に店に通い続ける。実は椿の・・・ 任三郎(にんざぶろう) ♂ 45歳 旗本、加賀家の当主。女好きで、自身の城でもかなり沢山の女と遊んでいる。遊郭遊びも慣れているが息子にその遊びっ気がない事を少々悩んでいる。実は椿の・・・ 女将(おかみ) ♀ 30歳 華屋の楼主兼女将。見世の経営を遣り手任せにはせず自らもせわしなく働く。自分の見世の女郎たちをとても可愛がっており、何か女郎が失敗した時なども身体に傷を付けない為に折檻はせず、仕置き部屋に閉じ込める程度で済ませるなど、大切にしている。 佳津子(かづこ) ♀ 40歳 加賀任三郎の正妻。元々は上方公家の血を引いている為、公武合体の試みをもって閨閥結婚をする。自他ともに厳しい性格の為、それが顔にも出ており冷たいと言われることもしばしばある。非常に真面目で勤勉だが、言葉は歯に衣を着せない所がある。 端役(エキストラ) 次郎 ♂ 不詳 華屋の若衆で二階回(任三郎と兼任) 岡引き1 ♂ 不詳 大門前の詰所と連携している警備員(蓮太郎と兼任) 岡引き2 ♂ 不詳 〃 (蓮太郎と兼任) 岡引き3 ♂ 不詳 〃 (任三郎と兼任) ―――――――― 役表 牡丹 (♀)・・・ 椿 (♀)・・・ 鬨衛門 (♂)・・・ 蓮太郎+岡っ引き2 (♂)・・・ 任三郎+次郎+岡っ引き1+岡っ引き3 (♂)・・・ 女将 (♀)・・・ 佳津子 (♀)・・・ ――――――――――――――――――――――――
新・花魁道中いろは唄 七葉 ~今日越えて~【♂2 ♀4】
上演時間:50分 牡丹 (ぼたん) ♀ 24歳 遊郭の見世の中でも屈指の人気を誇る『華屋』のお職。遊郭の中を花魁道中として練り歩き美貌と立ち居振る舞いと教養の高さを誇る人々の羨望を集めた遊郭トップクラスの花魁。水揚げ後、異例の早さと若さでお職に選ばれた実力者。 椿(つばき) ♀ 18歳 可愛らしい顔と愛らしい仕草で水揚げ前の振袖新造時代から客に絶大な期待をされていた。水揚げ年齢が近くなった頃から、『華屋』では先触れを出して客を呼び込み、椿の水揚げには破格の花代が付けられたにもかかわらず、水揚げには申し込みが殺到した。現在は花魁として活躍し次代お職の立場が約束されている。 藤(ふじ) ♀ 35歳 元々は華屋、牡丹の先々代のお職で7年前に年季明けを迎えて大門から出て行った筈だが、なぜか羅生門河岸の切見世長屋の線香女郎として働いていた。真面目な性格で、年が進んでもしとやかな色気をまとう美女。現在は気が触れてしまっているので、まともな会話は望めない。 万吉(まんきち) ♂ 26歳 髪結いで生計を立てている若者。快活で明るく人懐こい愛嬌のある青年。惚れぬいた女と駈け落ち同然で所帯を持ち幸せに暮らしている。遊び心が多彩だが金が乏しく遊郭では張見世を眺めて楽しむだけにとどめている。 吾平(ごへい) ♂ 25歳 酒屋、市丸屋の次男坊でその立場上奔放に遊んでいる。遊郭でも色々な見世をうまくかいくぐりながら遊んでいる。まだまだ遊び足りないとの考えで結婚の予定はないが実は慎重な青年。 女将(おかみ) ♀ 30歳 華屋の楼主兼女将。見世の経営を遣り手任せにはせず自らもせわしなく働く。自分の見世の女郎たちをとても可愛がっており、何か女郎が失敗した時なども身体に傷を付けない為に折檻はせず、仕置き部屋に閉じ込める程度で済ませるなど、大切にしている。 エキストラ 亭主 ♂ 50歳 甘味処、もみじ屋の亭主(万吉と兼任) 水仙 ♀ 20歳 華屋の花魁(女将と兼任) ―――――――― 役表 牡丹 (♀)・・・ 椿 (♀)・・・ 藤 (♀)・・・ 吾平 (♂)・・・ 万吉 + 亭主 (♂)・・・ 女将 + 水仙 (♀)・・・ ――――――――――――――――――――――――
新・花魁道中いろは唄 八葉 ~あさきゆめみじ~【♀2】
上演時間:40分 牡丹 (ぼたん) ♀ 24歳 遊郭の見世の中でも屈指の人気を誇る『華屋』のお職。遊郭の中を花魁道中として練り歩き美貌と立ち居振る舞いと教養の高さを誇る人々の羨望を集めた遊郭トップクラスの花魁。水揚げ後、異例の早さと若さでお職に選ばれた実力者。 椿(つばき) ♀ 18歳 可愛らしい顔と愛らしい仕草で水揚げ前の振袖新造時代から客に絶大な期待をされていた。水揚げ年齢が近くなった頃から、『華屋』では先触れを出して客を呼び込み、椿の水揚げには破格の花代が付けられたにもかかわらず、水揚げには申し込みが殺到した。現在は花魁として活躍し次代お職の立場が約束されている。 ―――――――― 役表 牡丹 (♀)・・・ 椿 (♀)・・・ ――――――――――――――――――――――――
新・花魁道中いろは唄 九葉 ~酔ひもせず~【♂4 ♀3】
上演時間:110分 椿(つばき) ♀ 20歳 可愛らしい顔と愛らしい仕草で客を魅了する『華屋』のお職。その人気から、様々な男から身請けの話を持ちかけられるが金千両払っても身請け出来ない。 桜(さくら) ♀ 20歳 華屋の花魁。椿とは同年で親友。元々惚れっぽい性格だったが、ある一件以来なりをひそめており椿のよい相談役(?) 新之助(しんのすけ) ♂ 26歳 大名阿部各務ヶ原守の当主。既に同じ武家の女性と婚姻を済ませているが、夫婦関係に満足できず遊郭で遊んでいる。椿の姐花魁であった牡丹の同郷の貴族であり、牡丹と将来を約束していた。真面目で正義感が強い。 蓮太郎(れんたろう) ♂ 20歳 大見世、華屋の若衆。椿と同年齢のせいで非常に仲が良く、椿と心を交わしている。生真面目で優しく人当たりもよい青年。生まれも育ちも遊郭であり母親の美しさを生き写しに持ってきた美少年であり、時々陰間と間違えられる。 女将(おかみ) ♀ 32歳 華屋の楼主兼女将。見世の経営を遣り手任せにはせず自らもせわしなく働く。自分の見世に限らず女郎をとても可愛がっており、こと華屋の女郎においては娘の様に思っている。 惣一郎(そういちろう) ♂ 28歳 老舗の呉服松川屋旦那。男前で金払いもよくで遊女からの人気も高い。椿に心底惚れており、落籍を目論んでいる。 弥平(やへい)♂29歳(セリフ少なめ) 華屋女将の間夫。華屋前楼主、忍虎の腹違いの弟。忍虎の言い付けでなにやら裏で仕事をしていたようだがその生活に飽きており一攫千金を求めてある男に仕えている。 エキストラ 黒装束 ? ♂ 謎の男。 ―――――――― 役表 椿 (♀)・・・ 桜 (♀)・・・ 新之助(♂)・・・ 蓮太郎(♂)・・・ 女将 (♀)・・・ 惣一郎(♂)・・・ 弥平+黒装束(♂)・・・ ――――――――
新・花魁道中いろは唄 十葉 ~咎なくて死す~【♂4 ♀4】
上演時間:120分 竜胆(りんどう) ♀ 17歳 4代前のお職椿花魁が産んだ娘。 女将が大切にして、引込み禿から振袖新造を経て初見世を迎える。 子供らしさは備わっておらず、物事の先読みをして楼閣内をうまく立ち回って行く少女。 女将(おかみ) ♀ 47歳 若山遊郭一の大見世、華屋の女将。 自分自身の欲に対する自制心は全くなく、欲しいものを思うように壟断し自分の欲を満たしていく。その為の犠牲は何一ついとう事はない。感情の起伏の激しい女性。 蓮太郎(れんたろう) ♂ 36歳 既に亡くなっている竜胆の母親、椿を心から愛し、その約束を果たす為に生きる男性 竜胆を自分の娘のようにかわいがっている。 生真面目で誠実な男性だが、生き抜くための手段としてある試みをし今に至る。 木蓮(もくれん) ♀ 23歳 現在の華屋お職。今まで受け継がれてきたお職の筋が百合の突然死により切れてしまったので、二番煎じのお職の筋からその位置にいる。我儘でお職としての自覚はとても薄く、だらだらした毎日を何となく送り続けている。女郎になった事に疑問を持つことも、また責任感を持つ事も無い。 睡蓮(すいれん) ♀ 19歳 非常に繊細で美しい顔立ちをしていた為、人攫いに合い無理やり女郎にされてしまった 同郷の竜二郎が偶然道中で睡蓮を見掛けて以来、睡蓮は竜二郎と心も体も繋がりを持ち密かに間夫にしている。女将に対しては常に反抗的で、いつか逃げ出してやろうと考えている。本来は情に厚く優しい女性。 新之助(しんのすけ) ♂ 41歳 大名、阿部家の当主であり、華屋の馴染みとして遊郭に通っている。真面目で正義感が強く若くして当主になったため責任感もある。反面とても優しく情にもろい。 竜二郎(りゅうじろう) ♂ 20歳 睡蓮の同郷の出で若山の近くにある茶屋で住み込みの手伝いをしている青年。睡蓮とは将来を誓い合った仲でありとても大切にしている。 秋吉(あきよし) ♂ 25歳 華屋の若衆。花魁と肌を重ねることはご法度だと知りながら、遣り手や女将の目を掻い潜っては華屋の女たちをもてあそぶ。仕事は非常に不真面目で、花魁の仕事中などは外でサボっている事もしばしば。 ―――――――― 役表 竜胆 (♀) 女将 (♀) 蓮太郎 (♂) 新之助 (♂) 木蓮 (♀) 睡蓮 (♀) 竜二郎 (♂) 秋吉 (♂) ――――――――