櫻ニ、狂フ。 櫻とあやかしを題材にとった詩集です。 文語体原作は桜鬼弓女が、口語体異文は梨薇が担当しました。 本文は紫色のインクで印字されています。 文庫本/106頁。 以下、「木花神楽(このはなかぐら)」より一部抜粋 (文語体) 花弁 白蛇の鱗の如し 東風に狂舞し綺羅と照る 火炎 神楽の幻(まほら)と揺るぎ 酒に醸すは恋惑い (口語体) 流れる花びらは 白い蛇の鱗のような 綺羅を飾り 東の風へと舞い乱れ 神楽の幻に 金色の炎は揺れ 古に熟された清酒の薫りに 悩ましく 恋の戸惑いは 零れ落ち 収録作品(二十四編) 木花神楽/夜叉櫻/木花鬼譚 僥倖/櫻狂恋/櫻/櫻狂/愛撫 貴腐桜酒/夢追い人/はなぐもり はなのことだま/花笑/輪廻 狂歌/櫻しぐれ
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