【CoCシナリオ】孵化する潜水艇【6th】
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「手を伸ばせば触れ合う距離で、極限の生還劇を」 ■あらすじ 探索者たちは有人潜水艇ovoの乗組員として、深海の世界に溺れ往く 光の届かない、今や月より遠い地球の底で キミは何を得て、何を置き去りにするのか 探索者たちは日本初の、民間研究所が開発した有人潜水艇「ovo(オーウォ)」に搭乗することとなった。 「ovo」はウッズホール海洋研究所(WHOI)にて現役で運用される有人潜水艇「アルヴィン号」の後続機を買い取ったものであり、日本の研究所で再度組み立て、改良が行われた潜水艇である。 「ovo」は「ロマンは海底に沈んでいる」を合言葉に企画開発された。研究者のみならず、次世代を担う学生や海洋研究に興味のある一般人も海底探索ができると話題を攫った。 探索者たちは深海への探求心を胸に、潜水艇へ歩を進める。もはや月より遠い場所となった、光の届かぬ深海の世界へ向かうため。 複数の思想を、狭い狭いひとつの船に乗せ、探索者たちは深海への探索を開始する。 ■シナリオ傾向 パニックものを目指した、密室度が非常に高いクローズドシナリオです。 極限状態に身を置かれた探索者たちが、次々と襲い掛かる困難と、よく削れるSAN値に振り回されます。 ストーリーの演出上、探索自由度は低めとなっております。 ※本シナリオには自然災害に関する描写があります。回す際はPLの方にご確認をお願いします ■基本情報 ・使用:基本ルールブック6版(7版コンバートはご自由に) ・参照:マレウスモンストロルム、カルトナウ、キーパーコンパニオン ・タイプ:クローズド ・舞台:現代日本 ・人数:2人程度 ・戦闘:なし ・発狂率:高(推奨SAN値50程度) ・ロスト率:低 ・プレイ時間:4時間程度 ・PL難易度:★★☆☆☆ ・KP難易度:★★☆☆☆ ・推奨技能:<目星><重機械操作or操縦><コンピューター><信用or説得>※1 ・準推奨技能:<生物学><オカルト> ・推奨探索者:海洋研究に興味がある者※2 ※1、推奨技能は全員が所持している必要はありません。しかし高めに所持していることを推奨するものです ※2、本シナリオはHO制ではありませんが、下記のような探索者であれば導入がスムーズと思われます ①一般人 有人潜水艇「ovo」が開発クラウドファンディングにて少額でも投資を行った探索者。 見事抽選に当選した、ラッキーな一般人があなただ。深海や潜水艇に興味があるだろう。 ②企業の社長や御曹司、ディレッタント 有人潜水艇「ovo」開発にあたり、スポンサーとなった企業の関係者や、多額の資金を提供した資産家など。 広告の一環か、あるいは純粋な興味からか、ツテを駆使して、見事潜水艇の搭乗券を勝ち取ったのだあなただ。 ③研究者 「ovo」側から依頼された、海洋研究家や生物学者、あるいは機械工学を専門とした科学者など(学生を含む) 自身の研究のため、海洋研究の貢献のため、潜水艇への搭乗を快く受け入れたのがあなただ。 ■本シナリオでの潜水艇(海洋研究)の歴史 ※PLと探索者への事前情報 本シナリオ内では、2012年にマリアナ海溝のチャレンジャー海溝へ到達するために設計された有人潜水艇ディープチャレンジャー号は、水深10,898.4メートルの最深部には「到達できなかった」というのが、一般常識である。 (もちろん、1960年に同海溝へ乗客2名を乗せ挑んだトリエステ号も、破壊音を最後に通信が途切れ、二度と浮上してはこなかった) 以降、無人潜水艇・無人調査艇は10,000mを超える深海へ到達し、多くの成果をもたらしたが、 より深くまで潜ろうとすれば機体のトラブル、通信環境の異常、乗組組員の精神的摩耗が強く多く起こり、いつしか有人潜水艇の限界が提言され、海底探索はより遠くの夢となってしまっていた。 潜水艇の歴史において、「6,500m」が人類の限界到達深度である。 ------------------- □内容 ・PDFデータ(27枚/28000字程度) ・txtデータ ・トレーラー画像 □利用規約 詳細は「read me.txt」をご確認ください 同内容をこちら(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9600789)でも公開しています 2021.09.30 シナリオ販売開始
本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION