F20号
キャンバス/アクリル絵の具
いつも通りの夏ならば、公園からは楽しげな声が絶え間なく聞こえてきただろう。
夏休みを迎えた子供達は、お昼頃から遊び、夕方になると帰って行く。それが当たり前だっただろう。
だが、2020年の夏、子供達の声は消えてしまった。
みんなが帰ってしまう夕方、夏の終わり特有の寂しさ、そして2020年の夏を組み合わせることで、今まで以上の寂しさが胸をつくのではないかと思い制作しました。
女の子は作者がよく描く子で、自己投影をしています。
どこへも行けなかった2020年の夏。会いたい人にも会えなかった2020年の夏。
そんな絵を描きました。