『クトゥルフ神話TRPG』(6版)に対応した、 こちらは過去に作成したシナリオを集めた総集編ですが、 全9本、ページ数300ページとボリュームたっぷりの内容となっています。 日本の戦国時代を舞台にしたシナリオから、 1920年代のジャズエイジ、 現代日本を舞台にしたものと様々な時代設定と舞台に 別れた9本のシナリオを収録しております。
概要
各シナリオは作成したての探索者２～４人向け、 プレイ時間はオフラインセッションならキャラクターメイキング抜きで ５時間程度を想定しています。
シナリオ内容説明
・比叡山炎上用シナリオ「殺生石異聞」 「天を切り裂くるアマツキツネ」 「不気味に揺らめく赤気（オーロラ）」 「周囲の生物を皆殺しにする殺生石」の三題話。 ・比叡山炎上用シナリオ「補陀落渡海」 補陀落渡海した先は浄土ならぬルルイエめいた島。 そこでクトゥルフ崇拝にドハマリした僧侶が日本へと帰還し、 補陀落渡海に偽装した邪悪な儀式を行おうとしている。 秀吉の命で補陀落渡海の探索者たちはその真相に気がつき……。 ・ジャズエイジシナリオ「白蛆の再来」 舞台となるは大西洋上のタイタニック号。 あと2日でアメリカに到着するという晩、乗客である探索者たちは、 船室から突然姿を消した御曹司を探すように依頼されるが……。 頑張ればタイタニック沈没も防げるぞ！ ・ジャズエイジシナリオ「＊いしのなかにいる＊」 幽霊屋敷に引っ越して以来、夫の様子がおかしいと相談された探索者。 警察署内で失踪を遂げた初代の住人、徘徊する犬の幽霊、 夢遊病のように夜な夜な出歩く芸術家…… 調査の果てに探索者が見いだす真相とは？ ・現代日本シナリオ「マウンド・オブ・マッドネス」 探索者たちが子供時代に巻き込まれた神隠し事件。 子供たちはすぐに発見されたが、1名だけは未発見のままであった。 それから10年後、再び神隠しが発生し…… 真相のカギを握るは、狂気山脈を模した異様な富士塚!? ・現代日本シナリオ「九頭竜の呼び声」 失踪した友人の足取りを追ううちに、彼が未解決の首なし殺人事件の 真相を追っていたことを知る探索者たち。 その前に露わになるは異形の九頭竜権現信仰。 すべての難題を解決する叡智が手に入るのならその誘惑に 耐えられるのか？ ・現代日本シナリオ「宇多留のネコ」 晩年のルイス・ウェインのようなイメージの “ファンタジック”で”メルヘン”なネコチャンたちの島へようこそ！ ネコだらけの島として知られる宇多留島を訪問した探索者たち。 だが上陸した島はただならぬ雰囲気が漂っており…… ・現代日本シナリオ「マイ・ク・リトル・リトル・マーメイド」 不思議な女の子とひと夏の冒険を行うボーイ・ミーツ・ガールな ハートフル・ラヴ（クラフト）ストーリー。 いわゆるセカイ系シナリオなので、青春する影で同時進行する陰謀を 阻止できないと人類は滅亡する！ ・現代日本シナリオ「かのえさるの夜」 かつては全国的に行われていた民俗行事“庚申待”に 参加することとなった探索者たち。 その地で行われる庚申待の背景にあるのは、 「常世蟲信仰」と存在しないはずの「虫愛づる姫君 巻ノ二」！