今宵は闇鍋報告の宴でございます。闇の中、代表の方は香りや食感を食レポしていただき、皆様は具材を当てるゲームでございます。 ---- カラスが鳴いている。夕暮れ、館に着いた。玄関は薄暗い。執事が出てきた。 「ようこそおいでくださいました。今宵は闇鍋報告でございます。皆様はもう始めておいでです。」 食堂は薄暗い。他の客人の顔ははっきりとしない。闇鍋報告はもう始まっている。 「盛る、パス、パス、盛る…」 「三枚揃いました!人格は独裁者です。 それでは、報告させていただきます。降りてきました、降りてきたぞ… よく聞け皆の衆。 おぉ、爽やかな香り、草原を駆け巡るような、爽快な風! むむ、こいつはうまい。猿と戦った思い出がにじみ出ておる。 ぐぅ、なんだこのしびれるような感覚は、 ぐぁぁぁぁぁぁぁ」がくっ(死んだふり)。 「マシュマロですね!」 「違います」 「ガムでしょう!」 「正解です!」 「ベニテングダケ!」 「正解です!」 「あ、カニ!」 「正解!」 どうやらこの勝負は決したようだ。