「創り出せ、君の希望（グラディアートル）を」 魔導甲殻グラディアートル 　この作品はオリジナルのロボット兵器を作って戦うTRPGシステムです。 　基本の世界観として、 「魔界と呼ばれる異世界から来た悪魔や怪物達とロボット兵器で戦う」 　というものが用意されています。 　ですが世界観とシステムは相互に依存しないよう切り離して作成されているので、他のロボットアニメ作品の世界を再現して遊ぶ事も可能になっています。 　実際にロボットを組み換えたり、パイロットを作成するルールは後日別途に公開予定です。 ■舞台 　二十一世紀の地球が舞台となりますが、我々の世界と大きく異なる点があります。 　それは“魔法”が存在する事と、その“魔法”を動力源とするロボット兵器“魔導甲殻”が存在する事です。 　ある時、空から無数の天使が舞い降りました。しかしこれらは魔界という異世界から来た悪魔達が騙った姿でした。人類は天使を騙る悪魔達から数多くの“魔法”を授かりました。 　この“魔法”はかつて人類の中に確かに存在しながらも、迷信と言う名のもとに世界の片隅に追いやられた、人類が忘れつつあった、もう一つの真実でした。 　世界は“魔法”に溢れていた、この事実に人類が気づいた出来事を「膨大な力の解放」と「世界が本来あるべき姿に戻った回帰」の意味を込めて“解帰”と呼びます。 　程なくして“魔法”によって巨大な人型兵器である“魔導甲殻”が登場しました。“魔導甲殻”は“魔法”によって動く為、既存の物理法則や概念が通用しませんでした。陸海空のあらゆる空間を縦横無尽に駆け巡り、核兵器を含むあらゆる兵器が通用せず、“魔導甲殻”は“魔導甲殻”でなければ倒せない、そんなロボット戦争の時代が訪れました。 　ある時、一人の欲深い人物が天使を“魔導甲殻”で襲撃しました。人類に多くの“魔法”を授けた天使からは、より多くの“魔法”を奪い取れるのでは、と考えたのです。 　この神をも恐れぬ行為がかえって人類に功を奏します。天使を騙っていた悪魔は“魔導甲殻”に対抗する為、思わず正体を現わしてしまったのです。皮肉な事に人類は己の欲の深さによって悪魔の正体を突き止めたのです。そしてその欲の深さは“魔法”を授けた悪魔にとっても脅威になる程の兵器“魔導甲殻”を産み出したのです。 　この時より人類は、影から世界を操ろうとしていた悪魔との全面戦争に入りました。あらゆる陸海空をものともしない“魔導甲殻”は悪魔の住む魔界にさえも易々と入り込み、悪魔とロボット兵器が戦う時代が訪れたのです。 　いつしか人類は悪魔とも互角に戦える“魔導甲殻”を古代の剣闘士になぞらえ、グラディアートルと呼ぶようになりました。 2022年3月6日公開 2022年6月30日 ルールの誤記を修正しました。 2022年7月20日 世界観補足を公開 2022年8月16日 設定補足：魔界を公開