可愛がっていたペットが死んだ。 　愛でていた植物が枯れた。 　昨日まで生を帯びていた其れは、温もりを失し死を纏う。 　動かなくなった其れ、形を留めぬ其れ。 　少なくない愛情を注いだ其れを、貴方はただ処理する事を拒んだ。 　弔いたい、記憶に残る唯一の弔いを。 　そう言えば、少し離れた所に見晴らしの良い山がある。 　其処はきっと静かだろう。 ―あらすじ― 可愛がっていたペットが死んだのでお墓を作ってあげようと山に行ったら、知らん人から人間の死体を埋めることを強要されるシナリオ。 ―概要― タイトル｜ここには誰もいない。 傾向｜半シティ・会話/思考メイン 舞台｜時代,国は任意、日が短い時期の夜 人数｜1人（ソロ） 時間｜1～2時間 ロスト｜有り 推奨技能｜無い 補足｜6版（7版に改変可） ―探索者について― ・新規・継続不問。 ・ペットを飼っていた、あるいは植物を育てていたが、昨日死んで（枯れて）しまった。 ・ペット（植物）の種類はPLが決めて良い。 ・倫理観はあった方がいいかもしれない。 ―事前確認― ・倫理観に問題のある内容(死体遺棄、自殺教唆等)が含まれる。 ・シナリオにこれらを助長する意図はないが、R15程度の残酷描写がある。 ・割り切れない方、苦手な方は読む/遊ぶことを推奨しない。 ・神話生物に対して独自解釈を行っている。 ・虫の描写が多少あり、導入で動物乃至植物を失うため、気分を害する可能性がある。 ・NPCとは初対面である。NPCとPCを既知関係にする改変は一切を禁止とする。 ・本シナリオは会話や思考をメインとしている。 ・小説に近い雰囲気を楽しむものであり、探索を好むPLには不向きである。 ・KPはPLが進行に拒否を示した場合、シナリオを強制終了しなければならない。