戦前の「自動制御」兵器 ―油気圧システムによるアナログ制御―
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サンプルはこちら https://www.pixiv.net/artworks/81053010 戦前にも自動制御の兵器というものは存在しました。ただし、油気圧をもちいた限定的な制御ですが。 本書では、全ての魚雷の祖Whitehead魚雷、91式航空魚雷、Sperry式を始めとした航空機用自動操縦装置(とくに1式陸攻搭載の零式自動操縦装置)、鹵獲品を部分的にコピーしたらしき謎の4式自動操縦機などについて、その仕組を工学的に読み解きました。 零式自動操縦装置については、東京計器の社内資料を元に詳細設計にかかわる新規性のある内容を盛り込めました。また、装置各機器の組図を資料として収録しております。 謎の4式自動操縦機については、さて比較できる資料がないため、唯一筆者の手元にあった資料のみによる解説となっております。どうも同時期にアメリカでは成し遂げていた電動化を、墜落した米軍機の装置を元にコピーを試みたようなのですが。原理は今回解明できましたが、経緯などは未だ謎に包まれています。