天狼の巫姫
お一人様1個まで
- ¥ 900
「よく聞け犬神よ。 今この時より、私がそなたの主となろう――」 凄惨な儀式の果てに首を落とされ、呪いの神となった犬は、すべてを喰らい尽くそうと暴れ回る。 しかしそれを意外な方法で止めたのは、わずか十三歳の巫の姫・カゼヤだった。 彼女の宣言により主従の誓約を交わした二人を待ち受けていたものは、偏見と嘲笑。 それでもカゼヤは犬神に言う。 「決めたのだ。絶対に見棄てぬと。 おまえを、愛すると!」 これは、ひとりきりでも立ち続けると決めた少女の “決意を証す物語”。 A6判 164ページ 2022年11月30日 発行
このおはなしは、2011年2月から2014年5月にかけて執筆した同名小説を加筆修正したものです。 加筆修正前のものはこちらで読めます。 https://ncode.syosetu.com/n9845bi/ ・人外×少女 ・主従関係 ・最初から最後までシリアス ※一般文芸として許容される程度の流血表現があります。 愛しかない、おはなしです。