いつか枯れる花に水をやる
- ¥ 250
A5サイズ/本文12ページ/コピー本 2023年1月15日 発行 ※通販価格となっております
あらすじ
大正の初期に神戸にて発足した藤花歌劇団。 生まれも育ちも神戸の冬子は、歌劇団が少女唱歌隊であった頃から憧れを抱いている。 しかし自身の器量から、劇団への入団を諦めていた。 やがて共に育って来た幼馴染みの美少女・池波ゆりに夢を託し、冬子は劇団の衣装部への就職を決意するのだった。 それぞれの場所で道を歩み始めてから数年、冬子は人気の娘役となったゆりと実家で遭遇する。 ファンからの葉書きを嬉しそうに読みながらも、ゆりは娘役として自身の将来について思い悩んでいるようで―――。 昭和初期を舞台とした少女二人の物語。 ※本作は華族アンソロジー『百華ノワール』(http://primavera.ciao.jp/kazokuanthology/)に寄稿した『この花の涯まで』のスピンオフですが、この一冊のみでもお読みいただけます。
もっと見る