『退廃的視空間』古河惺(私家集)
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古河惺の私家集です。 2018年~2022年の間につくられた短歌の中から550首(既発表・未発表込み)が収められています。 2023年1月発行 A6判(文庫本サイズ) 68ページ ✰⋆★。:゚・*☽:゚・⋆★。✰⋆★。:゚・*☽:゚・⋆★。✰⋆★。:゚・*☽ 集中より <前向きに停めてください>前向きを要求されて受け入れる街 午後五時がこんなに明るく帰ったらロールキャベツを作る作戦 玄関へ昨日飾った白菊の水がしっかり減っていて、良い さっきからその本棚に妖精がいるのに何も言えない空気 ぬいぐるみを天井に向け投げてみる言語以外の会話がしたい 真っ白なCD-Rの中にあるロックンロールはお元気ですか 青すぎる空に溺れて死にたさに理由があるか問いただされる 古河惺の短歌による世界の把握には、さびしげな自然さがあります。孤独や諦念を含む感情は、静かに醒めた内向に注がれ、歌集を読むうちに静謐で柔らかな世界が築かれていきます。ぜひご一読ください。(霧島茉莉) ✰⋆★。:゚・*☽:゚・⋆★。✰⋆★。:゚・*☽:゚・⋆★。✰⋆★。:゚・*☽ 【発送について】 匿名配送あんしんBOOTHパック(¥370)での配送、受け取りはネコポスでポスト投函となります。ご了承ください。