猫たちが暮らすちいさな猫の町。 その町で猫の郵便屋さんをしているでんすけは、ちゃっきちゃきの江戸っ子の猫。今日も自慢の白いソックスを履いた足で、あちこちにお手紙や小包を届けます。 手紙を届けられなかった猫、手紙を書かない猫、さまざまな手紙と思いを見て、でんすけはかつて逃げかえってきてしまった江戸の町を、ふたたび訪れる決意をします。 江戸っ子のご主人と暮らした町、変わってしまった江戸の町に、なにを思うのでしょうか。 ちょっとしんみり、とびきりハッピーなお話。 ひとりアンソロ「手紙」収録の短編小説「猫の郵便屋さん」を挿絵ふりがなつきでリメイクした絵本「猫の郵便屋さん」の続刊になります。 全文ふりがなつきで、イラストつきの児童小説として、子供から大人まで幅広く読むことができます。 角丸加工やレーザーカット遊び紙など、絵本らしい可愛らしい装丁になっていますので、ぜひ実物をお手にとってごらんください。 A5サイズ/角丸加工/レーザーカット遊び紙つき/全60ページ 2023年04月01日発行