X68000の拡張FDD端子に34ピンフラットケーブルをつなぐための基板
- ¥ 422
X68000実機とFDX68( http://retropc.net/gimons/fdx68/ )を入手された方にとって、次の課題は接続ケーブルの作成ですが、ここで躓いてしまう方は少なくないように思います。 この基板は、X68000背面にあるD-sub 37ピンの増設FDD端子から34ピンフラットケーブルへの変換アダプタを作るためのものです。 比較的入手性の良い部材で作成できることを目標としており、他の方の作品にあるような便利機能は一切ありません。 結線内容については3番目の画像にある回路図を確認してください。 X68000 CompactやX68030はコネクタが異なるため対応できません。 画像1枚目にある基板のみの頒布です。 これ以外の一切の部品類は付属しませんので、以下を参考に部品を調達してください。 基板サイズ: 幅約64mm × 奥行き20.4mm × 厚さ1.6mm
部品を選ぶ際の参考情報
■フラットケーブル側のコネクタについて 誤接続を防ぐために、ボックスヘッダを使用してください。 ロックレバー付きのものを推奨します。フラットケーブルの着脱がし易くなります。 初代以外のツインタワー型本体ではライトアングル型(水平型やL字タイプとも呼ばれる)ボックスヘッダでないとHDDコネクタ側のケーブルと干渉します。 固定ネジはM2.6を想定しています。 3M、AMP、TE、ヒロセ、オムロン、日本航空電子工業(JST)の各社に対応するように設計してあります。 他社品であっても問題が起こる可能性は低いでしょう。 ■D-sub37ピンコネクタについて 端子同士の隙間が微妙に足りず、取りつけにくいコネクタがあります。 追加工が必要なコネクタ ・HO CHIEN 製 3001-06 ・日本航空電子工業 製 DC-37PF-N 加工無しで取りつけ可能なコネクタ ・第一電子工業 製 17JE-23370-02(D1) ・共立電子産業 扱いの SC-37P このコネクタで上手くいった/上手くいかなかったといった情報をお待ちしております。 [購入履歴]→[注文詳細]→[ショップにメッセージを送る]でご連絡いただけます。 ■フラットケーブルについて 結線図を確認していただければ自明なのですが、AT互換機用として売られている事がある、ケーブルの一部が途中でねじって(ピン並びを入れ替えて)あるフラットケーブルは使えません。ご注意ください。 ■使用するハンダについて 機械的強度や作業性を優先するのであれば、有鉛(共晶)ハンダをお勧めします。 なお、この基板のハンダレベラー処理には有鉛ハンダを使用しています。
取り扱い上の注意
■着脱時に基板を掴まない X68000本体との着脱の際に基板を掴まないでください。 ハンダ割れやパターン剥がれによる接続不良の原因となります。 D-sub 37ピンコネクタの耳の部分(本来であれば固定ネジが通る穴の開いた箇所)を持って着脱してください。 ■静電気に注意 他の機器と接続している状態で、ハンダ付けされた部分に触れないでください。 人体に蓄積した静電気が流れ込み、機器の故障の原因となります。 ■怪我に注意 製造の都合で基板の端の面が荒れています。 安全のために、やすりで軽く削っていただきますようお願いします。 ■HDDコネクタに直結するドングルタイプの機器とは併用しない 初代以外のツインタワー機で使用した場合、HDDコネクタ方向の空間を若干占有します。 (一般的なケーブルより6~8mm程度はみ出ます) このため、HDDコネクタに直結する、いわゆるドングルタイプの機器と干渉します。
こちらも是非ご確認ください
■FDS/FDS+ https://michael.booth.pm/ ■X37to34 https://www.kadenken.com/view/item/000000000799 ■内蔵FDD ID切替え機構 http://retropc.net/gimons/ifc/