「黛、さん？」
高校二年の夏休み、鬱屈とした思いを抱えながらひとり墓参りにやって来た黛が出会ったのは、真夏だというのに真っ黒なスーツに身を包んだ、赤い髪と瞳を持つ美しい男だった。 
「えっと……どこかでお会いしましたっけ」
 「──随分と昔にね。覚えていなくても無理はないさ」
 黛と同じく墓参りに来たと言う彼は、何故だか黛のことを知っているようで──？(黛の邂逅)

 旧題：蝉「https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16289750」
 上記の作品を大幅に加筆し、全5章の短編集に再編したものです。 以下の成分が含まれるため、お好きな方のみどうぞ。
⚠︎︎死ネタ(黛死亡if) 
⚠︎︎未来捏造 
⚠︎︎名前あり･存在感強めのモブが出ます(どの程度か気になる方は上記の作品にてご確認ください)

 文庫サイズ/158ページ(約71000文字)/フルカラー表紙･カバー／1400円 ※ 会場頒布価格とは異なります ※こちらは再販分のため、仕様を少しだけ変更しております ご購入いただいた方にはおまけページのQRコードをおつけします。