星合残夜
- ¥ 800
この国には、霊力を持つ九つの氏族がいる。 天蓬、天禽、天心、天任……名に等しく天の字を掲げる彼らは《九星》と呼ばれ、その霊力をもって、古来から、《禍津日》という黄泉から漏れ出した怨霊を祓う使命を果たしてきた。 九星の一氏族、天蓬の本家には、幼い異父兄弟がいた。 誰よりも強い霊力を持ち、一族の最高傑作と謳われる兄を、弟は心から尊敬し、慕っていた。 だが、七夕祭りの前夜、兄は一族を滅ぼし、行方を晦ましてしまう。 唯一生き残った弟は、自ら剣を取り、兄を殺し裁くことを心に誓う。 切なく、哀しく、愛しい、願いとさだめの物語。 和風ファンタジー小説です。 ※タイトルは「ほしあいざんや」と読みます。
webで試し読みができます。 https://kakuyomu.jp/works/16817330653296572451
A6(文庫)/ 270ページ
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