「やはらかに緑裳を脱ぐ蕗の薹」
祖父に教えられて初めて俳句を作ったのは小学五年生の頃でした。それから20年ほどのブランクを経て30代から再び俳句の道に戻ることになり、去年10周年を迎えたのと今年結社賞をいただき同人になった記念でとりあえず近年の作品をまとめてみることにしました。
俳句四季新人賞や新鋭賞応募作品の一人落選展でもあります。
また、本職はシナリオ作家でもあり、俳句をテーマにした短編ホラー「襟巻の狐」も収録しております。
A5
40P
跋文 西村麒麟
イラスト・カット Naho
編集・装丁 富永顕二