リリス先生と不思議の国のガグ
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進化の時を迎えましょう。 クトゥルフ神話TRPG 「リリス先生と不思議の国のガグ」 ↓KPレス版はTALTOにあります↓ https://talto.cc/projects/CeQG7AeKFbPqiD9uYH91y
■導入
探索者はドリームランドの地下世界に住む巨人[ガグ]である。 ひときわ巨大で美しいガグである[リリス]に懐いていた探索者は、ある日こう言われる。 「地上世界を目指し、自由な生活を送りましょう!」
■シナリオ傾向
ガグ探索者を新規で作成し、冒険をしたり、地上を混乱に陥れたりするシナリオ。 探索者の教師であるリリス先生と地上や覚醒の世界を目指しますが、出目とミスによってあっさり死にます。 冒険の旅に出たら最後、簡単には普通のガグの暮らしに戻れません。 人間(あるいは他の地上の動物)に混ざって暮らしていくエンディングに到達することもあります。 ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』オマージュ作品、一部引用があります。 周回プレイも可能。地上の帝王として君臨するまで、何度でもやり直そう。 人外探索者かつ、特殊設定が多いシナリオですので、設定を飲み込める方が楽しく遊んで頂けると幸いです。
■基本情報
・使用:基本ルールブック6版 ・参照:マレウス・モンストロルム/ラヴクラフトの幻夢境 ・タイプ:シティ ・舞台:ドリームランド ・人数:人数不問。何人かでプレイした方が難易度は下がる(本文記述は複数人想定) ・戦闘:ルートによってあり ・発狂率:中(特殊処理あり) ・ロスト率:高/生還しても継続運用は難しい ・プレイ時間:30分~1時間 ・PL難易度:★★☆☆☆ ・KP難易度:★★☆☆☆ ・推奨:<幸運><図書館><目星> ※ロストは出目によるものです。
■キャラクター作成
◎概要(以下囲まれた描写は導入と共通) ・・・・・・・ 探索者はガグである。 ガグは巨大な体と4本の腕、縦に割けた口を持つ怪物であり、探索者にとってそれは普通の、一般的な姿である。 美味しいものといえばぴょんぴょんとはね回る[ガスト]だが、逆にガストに殺されて食われることもある。 怖いものといえば都市の周辺の墓地に住む[食屍鬼]で、ガグは食屍鬼に遭遇すると発狂する。 ガグはかつて声を剥ぎ取られ、今では言葉で交流することができない。交流には基本的に、表情と仕草を使う。 探索者が住んでいるのは灰色の塔が並ぶ都市で、外周は巨大な石でできた壁で囲まれている。 遠く遠く天井は土で覆われている。ここは地下世界、全ては土と岩に覆われているのだ。 探索者は、ガストを狩る、きのこを収穫する、彫刻作品を作る、地下世界を放浪するなど、自由に暮らしている。 しかし一点だけ、共通している点がある。 探索者は全員、[リリス]と呼ばれる、ひときわ巨大な雌のガグのもとで教育を受けたことがあるのだ。 彼女は敬意を込めて、[リリス先生]とも呼ばれている。もっとも、声に出して呼んだことはないのだが。 リリスは他のガグとは違い、流れる水のように美しい声を持っていた。 全てのガグがリリスからの教育を受け入れているわけではなく、探索者たちはどちらかというと変わり者である。 探索者は通常のガグより知的に優れている。 それを生かして暮らしているか、特に生かしていないかは探索者の任意である。 探索者は全員、<リリスの言語>を初期値<EDU×2>で取得できる。 発音したことはないが聞き取ることはでき、黒板を使って読み書きも可能。 ・・・・・・・ ガグについての詳細は基本ルールブックP172を参照。SIZの目安はP166。 探索者はガグとして、以下のステータスを参照し作成する。 また詳細な設定に関しては、「草食のガグである」「自分だけの神を信じているガグである」「ファッションリーダーのガグである」など、適宜自由に考えてよい。ドリームランドおよび地下世界の設定をあまりにも逸脱しておらず、KPが管理できる範囲であれば、相互に許容し、そういうこともあるのか程度に扱うのがよいだろう。 ガグにも身体的な雌雄がある。精神的にどう考えているかも自由に決めて良い。 ◎ステータスと技能初期値 STR 6D6+24 CON 3D6+18 SIZ 6D6+36 INT 2D6+6 POW 3D6 DEX 3D6 EDU 本シナリオにおいてはリリスから特別な教育を受けたものとし、人間同様3D6+3 <噛みつき>初期値60% ダメージ1D10 <かぎ爪>初期値40% 40% ダメージ4D6を2回(腕が二股に分かれているため) <踏みつけ>初期値25% ダメージ1D6+DB <母国語>はガグの言語(表情やしぐさによるもの) <リリスの言語>初期値EDU×2 <クトゥルフ神話>シナリオ開始時成長分として2%つけておくこと(ガグとリリスについて知っているため) <夢の知識>初期値1%、シナリオ開始時成長分として10%つけておくこと ◎職業サンプルおよび技能に関する注意 地下世界のガグは、石造りの都市に暮らしている。 そのような場所で暮らす者に適した職業サンプルとしては、基本ルールブックに準拠するなら、[エンターテイナー/警官/芸術家/作家/スポーツ選手/トライブ・メンバー/放浪者]などが想定される。 その他、自由な発想で、地下世界のガグの都市にありそうな職業を考えて良い。[教授/狂信者/古物研究家/私立探偵/ディレッタント/農林業従事者/犯罪者]などを、下記技能を使用しない制限内で職業サンプルを改変してもよい。 ドリームランドPCであるため、覚醒世界の知識技能および科学・機械系の技能は取得できない。詳細は『ラヴクラフトの幻夢境』P246およびP254を参照。参照できない場合は任意の判断でよい。 また、<ガグの医学><地下世界の歴史>などの限定的な技能を創造し、持たせてもよい。これらの技能の初期値はすべて基本的に1%とする。 『クトゥルフ2015』の特徴表に関しては、そもそもドリームランド探索者につけることを想定されていないものと思われるが、内容によっては問題ないこともあると考えられるため、KPの判断に委ねる。 ◎特記事項 ガグには正気度がないため、本シナリオでは基本的に正気度喪失は行われない。 ただし、ガグは[食屍鬼]を極端に恐れるため、食屍鬼に遭遇すると確定で発狂する。 発狂した場合、発狂内容は[逃走]となり、正気なときには望んでいなかった場所に向かって走り出してしまう。
■公開HO
ガグのキャラクターメイキングは難しいと考えられるため、以下の公開HOを設定している。 全てのHOが埋まる必要はない。HO1・2は技能ポイントのボーナスがないため、わずかだが技能値補正をかけている。 ●HO1 歩哨 外敵から町を守る、警官のような役割で日々労働にいそしんでいる。 ガストを狩って町の住民に供するのも、歩哨の仕事である。 <SIZ72>(最大値)でキャラクターシートを作成する。<踏みつけ>+25%(初期値25%)。 ●HO2 放浪者 ガグの都市に縛られるのを嫌い、あるいは好奇心によって、地下世界を放浪している。 シナリオ開始時は、なんらかの理由でちょうど都市に戻ってきたところだ。 <DEX18>でキャラクターシートを作成する。<夢の知識>+50%(初期値1%)。 ●HO3 芸術家/エンターテイナー ガグの都市の住民を楽しませたり、自分の能力を表現したいと考えている。 彫刻や壁画などを作るか、身体的な表現をしているのが適当だろうが、自由に決めて良い。 <INT18>でキャラクターシートを作成する。 ●HO4 助手 知的レベルの高さを買われ、探索者たちの教師であるリリスの助手を行っている。 他のPCに簡単な教育を施すこともあったかもしれない。HO4も他PCから敬意を込めて先生と呼ばれていてもいいだろう。 <EDU21>でキャラクターシートを作成する。
■権利表示
本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』シリーズの二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」「新クトゥルフ神話TRPG」