B5 / 248ページ JavaScriptのオブジェクトについて詳しく解説します。 ・オブジェクトの基本的な使い方から、プロトタイプの仕組みを説明します。 ・オブジェクト指向の基礎的な事項について振り返り、JavaScriptでオブジェクト指向プログラミングのクラスや三要素を表現する方法を探ります。 ・オブジェクト指向プログラミングの実践的な内容として、GoFのデザインパターンのうち10種を取り上げ、実装の検討をします。 ES6(ES2015)でclass構文が導入されて以来、JavaScriptのオブジェクト指向プログラミングの記述は大きく変わっています。 ES2022でクラスプライベートフィールドが追加されるなど、新しい書き方も導入されています。 本書は2018~2019年に頒布したオブジェクト本2冊の内容を、現代的なJavaScriptに大幅に書き直しました。class構文の詳しい説明や、サブタイピングなどの新たな話題も加え、デザインパターンの項目も増やしています。一方、今日ではあまり使われなくなったクラスレスの記述や、古いブラウザ依存に関する記述は削減しました。 JavaScriptのプロトタイプの仕組みについて復習したい方、JavaScriptで本格的なオブジェクト指向プログラミングを始めたい方、最近のJavaScriptで新しく追加されたクラスの書き方を知りたい人などにおすすめです。
目次
第1部 オブジェクト 1章 JavaScriptのオブジェクト 2章 オブジェクトの生成 3章 プロパティとプロトタイプ 4章 オブジェクトの操作 第2部 オブジェクト指向 5章 オブジェクト指向プログラミング 6章 クラス 7章 カプセル化 8章 継承 9章 ポリモーフィズム 10章 class構文 11章 サブタイピング 12章 多重継承とミックスイン 13章 リフレクションとプロキシ 第3部 デザインパターン 14章 Decoratorパターン 15章 Template Methodパターン 16章 Factory Methodパターン 17章 Strategyパターン 18章 Stateパターン 19章 Compositeパターン 20章 Iteratorパターン 21章 Visitorパターン 22章 Bridgeパターン 23章 Singletonパターン