高校の教科書に掲載してある統計学についてまとめた本です。 [数学 I]で学ぶ内容と[数学 B]で学ぶ内容について書いてあります。 最初に数式を使わず全体の説明をし、その後の章で数式を用いた説明を行っています。 [平成 30 年告示 学習指導要領] を元にしています。
改訂版
この本は次の本の改訂版です。 高校で習う統計学 平成 20,21 年改訂 学習指導要領 編 https://yojitaira.booth.pm/items/3053632 学習指導要領に追加となった仮説検定について、上記の本に3ページ程度追加しています。
本書の内容
本書の内容は、 ・第1章 本書の内容を数式なしに説明 ・第3章 [数学 I] データの分析 ・第4章 第5章 [数学 B] 確率分布と統計的な推測 となっています。 ===目次=== 第 1 章 概要 1.1 記述統計 1.2 推計統計 第 2 章 統計学に関する基礎知識 2.1 統計学とは 2.2 統計と確率 2.3 高校で学ぶ統計学 第 3 章 データの分析 3.1 データの値から考える 3.2 データの個数から考える 3.3 【補足】データの個数から考える 3.4 複数のデータの関係 第 4 章 確率 4.1 確率の定義 4.2 確率変数 4.3 確率分布 4.4 極限定理 第 5 章 推計統計 5.1 標本 5.2 推定 5.3 仮説検定
注意事項
第1章は数式がない為どなたでも自由に読めると思いますが、第2章以降は計算や証明等を行っています。 一部の内容は教科書にない内容も扱っており、第4章の正規分布の期待値と分散を求める計算は積分を用いています。