最後の一縷
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【文庫判(カバー付)/266ページ】 〈『俺は間違えた』——彼が遺したのは、そのたった一行だった。〉 キルフェアリー署のシザーフィールド班に所属する刑事・エドワードは、 ある週末、知り合いの妹だという人物に呼び出される。 彼女の兄とは確かに面識があったが、他人に等しい間柄だ。 訝しむエドワードに、彼女は思い詰めた顔をして告げる。 「自殺じゃないんです。……兄が自殺をするはずがない」 一方、同じキルフェアリー署で自身の班を率いる刑事・ティルダは、 担当している殺人事件の捜査に頭を悩ませていた。 近所中から疎まれていた厄介者が、異様な状態で発見されたのだ。 男の遺体は首に縄をかけ吊られていたが、明らかに自殺ではなかった。 彼の顔は潰れていた、—— 鈍器で強く、叩きつけたように。 架空の街〈キルフェアリー〉を舞台にした刑事ミステリ、キルフェアリー署シリーズ第一作。 ※ご購入の方におまけのしおりをおつけしています。ティルダ/カーティスのどちらかご指定があれば備考欄にお書きください(指定なければランダムでお入れします) ※本作はR15相当の描写は含んでいませんが、自殺、DVに関する描写・言及、物理的または間接的暴力の事実の記述、アイデンティティへの差別の描写等を含みます。閲覧時にはフラッシュバックなどにご注意ください。
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