太陽の花(前編)【10/15共焔8発行】
- ¥ 500
10/15共焔8にて発行した小説本です。 良い感じの厚さがあります(精一杯のアピールポイント) 無配のちっちゃいステッカー付き(3枚目) * * * 目の前にいるあの人は今も微笑みながら太陽を見ている。今日なら声をかけることが出来るかもしれないと声を出そうとした瞬間、セットしていた時計のアラームがけたたましく鳴り響き、ぼくは今日も眠りから覚めるのだった── * * * 太陽の花(前編) 108p/文庫本/ ※かなり大人しい烈火が出てくるので苦手な方は購入をお控えください。 ※この本は「前編」です。後編は11月中に執筆し、前後編あわせて完全版を発行致します。 ーあらすじー 灰島重工能力開発所にいるナタクは、眠る度に"狂人"烈火星宮の夢を見るようになった。 海の見える崖の上で向日葵畑を背に太陽を見つめている烈火に、初めは恐怖を覚えるナタク。廃工場でのトラウマを抱えているせいか何もすることが出来ず、ただ眠りから覚めるのを待つことしかできなかった。 眠る度にその夢を見るようになったナタクは、次第に烈火が何もしてこないことに気付く。潮風に身を任せ、微笑みながら向日葵と共に太陽を見つめ続ける烈火のことを「知りたい」と思うようになり、少しずつ気持ちが変化していく。そこに黒野も巻き込まれ、嫌々ながら協力するようになっていき…… 何故夢の中にまで干渉してくるのか、その謎を解き明かす為にナタクはあちこちを駆け回る。