「世にも面妖なもののふ語り」　 文庫サイズ／60頁／ 戦国BASARA非公式小説本 戦煌！17　新刊 ※一部、印刷時に文字抜けした頁があり、シールで修正を行っております。 内容は全てお読み頂ける状態ですが、お求めの際はご承知おき下さい。 「面妖な物語」というコンセプトで四編の小説を収録した短篇集。 一部にホラー・流血・暴力・死ネタ・転生などの要素が含まれます。 一之話　かげろふ　出演／小早川秀秋、天海 ある日、小早川秀秋は死んでしまった（らしい）。 気付けば半透明の身体になっていたが、自分がいつ、どこで、何故死んでしまったのかまったく思い出せない秀秋は、いつの間にか傍にいた天海の口から衝撃的な話を聞かされて……。 ※「金吾＋天海プチオンリー烏城食祭り記念アンソロジー」及びpixivからの再録です。 二之話　最北端伽羅変神楽　 出演／京極マリア、いつき、浅井長政、お市、他 ある日、遊興のため弟夫婦を連れて秋深い最北端村を訪れたマリアは、ひょんなことからいつきと身体が入れ替わってしまう。いつきの姿になったマリアはそのままいつきとして村の秋祭りの舞台に立つことになるも、当然のように様々な波乱が巻き起こり……。 三之話　処刑人は眠れない　 出演／後藤又兵衛、黒田官兵衛、伊達政宗、他 閻魔帳に記された怨みの相手を処刑して回っていた又兵衛だったが、ある時からまるで「抜け駆け」をするように何者かが先回りして又兵衛の獲物に手を掛け始める。「抜け駆け」は決まって就寝中に起きると気付いた又兵衛は……。 四之話　ハチ公口怪談　出演／徳川家康、島左近、他 「おばけ」が見える大学生・家康は、たまたま通りかかった渋谷のハチ公前で四百年ほど前に死んだ戦国武将の「おばけ」と遭遇する。 その「おばけ」が長き年月の果てに名前も姿も思い出せなくなった主を探していることを知った家康は、何か自分に力になれることはないかと問いかけるが……。 幕間語り手　柴田勝家 所有者のわからない「忘れ物」が納められた蔵の整理を命じられた勝家。 引き取り手が現れないまま百日が過ぎた処分対象の「忘れ物」の中から彼の目に止まった品々は……。