ハーバリウムの水葬
- ¥ 1,200
トレイが自分から離れられないのを見て取り、ジェイドは哀しげに微笑んだ。 「困った、人、ですね……ぼく、の、トレイ…さん。……さよう、なら……」 ハーバリウムは寄せては返す波に捕らえられ、すっと沖に流されて行った。ジェイドもそれを追いかけて夜の空を海の彼方へ泳いで行く。 「さようなら、ジェイド。また、いつか、何処かで……」 10/28〜30開催のトレジェイwebオンリー『はみがきのこ』に合わせて本にしました。 pixivにて公開中の『ハーバリウムの水葬』の再録です。 がっちり死ネタですので、苦手な方はご注意ください。 全て pixivで読めます。 A5/36頁(約3万6千字)/全年齢/1200円 五感紙にトレペを重ねた二重表紙、中綴じステッチ本です。 ページ上限があった為、かなりキツキツの組版となっております。 気になる方は画像を参照して下さい。