世界史嫌いのchronicle(クロニクル)
- ¥ 1,500
世界史を舞台にした架空世界で少女たちが戦う物語。 A5・346p 2023年11/11(土)文学フリマ東京37で初頒布、内容はWEB連載小説で完結した同作品の完全収録となります。 《あらすじ》 主人公、宍戸奈穂は世界史が少し苦手で、大嫌いな受験生。そんな彼女は自らの手違いにより、全寮制の歴史専門高校『聖リュケイオン女学園』への入学を余儀なくされる。 女学園の寮に引っ越すと、そこにいたのは、同室のルームメイトである知恵=ベルナルディという少女であった。『アリストテレスシステム』を通じて二人は関係を深める。『AS』とは歴史のIFをあらゆる視点から再現し、そして参加者の介入によって架空の歴史を『改変』できるシミュレータであり、この女学園の教育システムの根幹をなすものであった。二人は『メソポタミア文明の形成』のシナリオをチュートリアルで体験し、奈穂はこのシステムに興味を持つ。 入学式前日、二人の部屋に新たな来訪者が訪れる。孫墨子という少女は知恵と同じく、中学の時『アリストテレスシステム』の大会で優秀な成績をおさめていた生徒だった。知恵と墨子は『アリストテレスシステム』を使用し、『ミッドウェー海戦』で日米海軍に分かれ対戦する。アメリカ側の知恵が勝利するかに見えたその瞬間――