文学フリマ東京37より販売開始。林見年の20首連作を3篇、夢の帷子の30首連作を2篇収録しています。
よく見える心がこわい水中で目を開けることは夢オチめいて
/林見年「雷は花に濡れる」
青春はとうに終わってこれからもオカルトブームとしてよろしくね
/「VAMPIRE HUNTER」
夢でうまく走れないのは三人の審査員たちが見つめてるから
/「pole towns」
神童は壊れたものの晴れの日は笑顔の回数も少なくない
/夢の帷子「バヤリース」
すかすかの幼時の記憶 二〇〇二年、地球儀店の光の印象
/「臨海公園」