『無人の街と群衆の人』
お一人様1個まで
- ¥ 350
三篇収録の怪奇小説集。 文学フリマ東京37(2023/11/11)にて初回頒布。 著者:阪井マチ サイズ:文庫版(106ページ) 感染症への恐怖で人通りの絶えた街。病室の窓からその様子を眺めているとただ一人だけ、昼夜を問わず歩き続けている老人がいた。その姿に心を奪われた病人は元警官を雇い老人の後を追跡させる。するとかれらは街のなかにある奇妙な隙間へと入り込んでいき……。 ――「無人の街と群衆の人」 同僚のいちおりが時折話す、天狗に攫われた幼少期の記憶。私はかれの話す天狗の話をひそかに録音していた。 ――「天狗のはなし」 山登りの最中に出会った親切な人。かれは恐るべきオファーを私に提示した。選択を迫られた私は……。 ――「交換カートリッジ」