Passpoint によるWi-Fi 環境の構築と運⽤- 2023 - (電子版)
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公衆無線LAN環境での導入が進んでいるPasspoint によるWi-Fi 環境の構築と運⽤について、筆者らが2017年より取り組んでいる内容とノウハウを、2019年8月に書いた内容を全面的に2023年度版として改版しました。 本書では、公衆無線LANの現状と課題、2006年に日本に導入された無線LANローミング基盤eduroamを解説し、そもそもPasspointとはどういう仕組みなのかといった内容から、2020年に運用が始まったOpenRoaming、日本で早くから認証連携基盤を構築して活動しているCityroamについても解説しています。 実際の設定・運用資料として、基地局としては、Allied Telesis, Arista Networks, Aruba, Cambium Networks, Cisco Systems, Meraki, Edgecore Networks, Extreme Networks, Fortinet, I-O DATA. MikroTik, Juniper Mist, RUCKUS Networks, Ubiquiti Networks, (番外編)OpenWRT を用いたPasspointサービスの構築方法を、クライアントとしてApple系OS(iOS, iPadOS, macOS)、Android、Windows、ChromeOSに対する接続プロファイルの作成方法を記載しています。 また、構築時に役立つWi-Fiのパケットキャプチャの方法についても触れました。 Passpointを用いたWi-Fi環境としては、2020年より世界規模のローミングフェデレーションとしてOpenRoamingの運用が始まっており、国内でも導入事例が増えています。 直近では、東京都が「つながる東京」を掲げて自治体の公衆Wi-Fiとしての整備を開始しており、2025年までに都の約1,300施設OpenRoaming対応Wi-Fiへの切替及び新規整備を完了する方針が発表されています(東京都デジタルサービス局発表資料:「つながる東京」展開方針 2023年8月)。 これからのWi-Fiを扱うインフラエンジニア、自治体・学校・商業施設の担当者のみなさまに必読の書となりました。 ぜひお手に取ってお役立ていただければ幸いです。