Directusでつくる生成AI活用ワークフロー
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この本は、Directusというソフトウェアと生成AIを利用して、仕事に使えるアプリを作る方法を紹介する本です。(生成AIの本というより、生成AIを生かす「業務効率化ツールの作り方」の本です) 皆さん、生成AI使っていますか?生成AIは、OpenAI社のChatGPTを皮切りにして、今年2023年の1年間で世界中でその開発が進みました。具体的には、GPT-4のように高い能力のモデルが普通に使えるようになってきたことで、実用性が高まりました。また、テキストの入力に対してテキストを生成するものだけでなく、画像や音声の入力を受け付けたり、それらを生成して応答することも可能になってきたことで、人間に代われる領域がますます広がってきました。 このような生成AIは、仕事に活用すると非常に便利で効率的ですよね。というより、もはや活用しなければ生き残れない世界になるとも言われています。皆さんの中にも、既に毎日の仕事をChatGPTと共に行っている人もいるでしょう。あるいは、ChatGPTのようなものを直接使わなくても、AIが組み込まれたアプリを利用することで、間接的にAIの助けを得ているケースも増えてきていると思います。 ところで、ChatGPTを直接使っている方だと、以下のような問題意識はないでしょうか。 1. やってほしい仕事のたびにAIに「頼む作業」をするのが面倒 2. AIだけに仕事を任せず途中で人間が「介入」しようとすると面倒 3. AIからの出力を加工して「後工程に繋げる」のが面倒 例えば、Webサイトに載せる原稿を人間が書き、推敲をChatGPTと行って、最終稿をWebサイトにアップする場合を考えてください。原稿は、たいていWebサイトのCMSや別のツールで管理しているので、あなたはそこからデータを持ってきたうえ、プロンプトも用意してChatGPTへ送る必要があります。また、ChatGPTからの推敲案を他の人と検討したかったら、それをコピペして共有するのはあなたの仕事です。そして、ChatGPTが出力したものを採用して公開する際は、CMSの形式に合わせて登録するのもあなたの仕事です。 うわっ…わたしの仕事、多すぎ…? このようなワークフローでは、生成AIの支援を得ているといっても、得られる効率には限界があります。こういう面倒なコピペワークを無くして、生成AIをもっとスムーズに使いたくありませんか?生成AIを使って、業務全体を見直ししたくありませんか?本書は、そう思ったあなたのためにあります。本書の想定読者は、以下の通りです。 1. 生成AIを使って業務効率化ツールを作りたい情シスの方 2. 生成AIを使った製品のプロトタイピングをしたい開発者の方 3. 生成AIを使って自分やチームの仕事を効率化したい全ての方 本書は、あなたの仕事に使えるアプリを、あなた自身で作るための方法を紹介します。 具体的には、「Directus」(ディレクタス)というソフトウェアを使って、「プログラミングなし」で 業務効率化ツールのサンプルを作ってみる手順を解説します。ITの知識は多少必要ですが、AIの知識は特に必要ありません。必要なモノは、パソコンと、月900円のレンタルサーバーと、OpenAIのアカウントです。 読者の皆さんがご自身のツールを作るために、本書をお役立ていただけたら幸いです。