化学と歴史のネタ帳 I. 酸とアルカリ
- この商品の発送予定日: 2024年3月16日ごろ支払いから発送までの日数:7日以内在庫なしあんしんBOOTHパックで配送予定物販商品(自宅から発送)¥ 1,500

現在,ペーパーバック版とKindle版がAmazonで販売中です! https://amzn.asia/d/0Bpxv5l 紹介記事はこちら↓ https://omizu-water.hatenablog.com/entry/2024/03/23/180000
化学史好きの大学教員が贈る、知られざる酸とアルカリの歴史!
酸とアルカリは誰でも知っている化学の基本事項でありながら、その歴史は意外と知られていません。 ・なぜフランスで炭酸ナトリウムの製造法が発展したのか? ・第一次世界大戦後にイタリアで発展した高圧アンモニア合成法とは? ・錬金術の時代にヨーロッパやアラビア、インドで用いられた酸のレシピとは? ・オストワルトはなぜ、硝酸製造法を開発したのか? ・「アレニウス」の定義は誰が考えたのか? ・ブレンステッドやローリーはなぜ酸塩基を定義したのか? 歴史を深掘りしていくと、酸やアルカリは社会と密接に関わっていたことが浮かび上がってきます。 ・フランス革命と炭酸カリウム ・気球と電気分解によるアルカリ製造 ・第一次世界大戦とアンモニア ・合成染料産業と硫酸 ・肥料やベーキングパウダーとリン酸 ・ガラスと炭酸ナトリウム、フッ化水素酸 本書では、著者自身の化学史研究や学術論文、昔の理工書、議会の報告書、小説などの広範な資料をもとに、あまり知られていない酸とアルカリの歴史を復元しました。こうした歴史を知れば、何気なく読み飛ばしていた教科書の文章がたちまち面白く見えてくるはずです。 本書は第1章「アルカリ」、第2章「酸」、第3章「酸と塩基」の3章構成です。 第1章は化学工業と関わりの深いソーダ灰やポタシュ、アンモニアといったアルカリの歴史を紹介します。 第2章は錬金術とも関わりの深い硫酸や硝酸、塩酸などの酸の歴史を紹介します。 第3章では著者自身の化学史研究をベースに、アレニウス、ブレンステッド、ローリーがなぜ酸や塩基を定義したのか?という背景を探ります。 洗濯やガラス、気球、マッチ、虫歯、食品着色料など身近な話題から、ソルベー、オストワルト、アレニウス、ルイスなど化学者・技術者の生涯まで、本書はどのページも明日話したくなる「ネタ」にあふれています。ぜひお楽しみください。