概要

タイトル：然らばつがひのカンパネラ（さらばつがいのかんぱねら） システム：6版（クラシック版） 出典　　 ：マレウス・モンストロルム、ラヴクラフトの幻夢境 年齢制限：全年齢 作品傾向：ドリームランド旅歩きシティ 所用時間：1章あたりテキストセッション6〜8時間程度 必要人数：ソロ（タイマン）／2PLシナリオ 推奨技能：目星、聞き耳 ・全四話キャンペーン。各章随時公開。 ・現代日本探索者想定。改変は自由。 ・ロスト率中。選択によってはロスト率は上がる。 ▼その他 ・神話生物その他に自己解釈や創作色が含まれる。 ・作中登場する実在の名詞とそれに関わる全てのものを風刺する意図は一切ない。 ・各情報を、資料としての精度や信憑性ではなくシナリオとしてのゲーム性を優先して取捨選択し、描写していることに留意の上閲覧、通過すること。 ・創作物と現実の情報を区別して捉えられない懸念がある場合、閲覧・通過を推奨しない。 ・展開によっては動物が酷い目に遭う場合がある。どこまでを動物と定義するかは人による。 ・災害にまつわる描写が発生する（架空国家内のもの）。

諸注意

▼シナリオの傾向 ・ドリームランド内の「架空の国家」が舞台である。 「ラヴクラフトの幻夢境」その他公式サプリから多くを参考にしているが、シナリオ全体は本作のみの独自の設定が中心となる。 その為、既存のドリームランドのイメージとの齟齬が必ず発生するであろうことに留意されたい。 大まかに、「剣と魔法の国」と認識した方が楽しめるかもしれない。 ・基本ルールブックと本シナリオだけでも遊ぶことは可能だが、KPはサプリメント「ラヴクラフトの幻夢境」を参照した方がより理解を深めてキーパリングを行える。 ▼シナリオの遊び方 ・短話CPとなり、探索者は旅の途中、頻繁にNPCから依頼を持ちかけられる。 各話では旅の合間、冒険RPGのように、クエストを受注してNPCの問題を解決していく形式となる。その為、NPCと積極的に対話を行えるプレイスタイルが望ましい。 ・また、上記の理由から、展開によってはマスターシーンが発生したり、NPCのストーリーを注視する場面も多い。映画の主演、物語の視点主のような心持ちでセッションを行えるPLと相性がよいだろう。 ・探索者の当初の目的は「現実世界への帰還」を推奨するが、旅を通して何を最終目的とするかはPLとPCの自由である。 ・基本的にはソロシナリオとしてのプレイを推奨している。 これはKP、PL共にNPCの生還や、所謂継続への持ち出しをセッション目標として貰いたくない為である。 KP、PL双方が上記を承知の上であれば、同行NPCをKP探索者（KPC）としてオリジナルのキャラクターメイクにすることが可能である（新規限定）。 ・上記のとおり、本作では一部のNPCをKPCと表記する。この表記で示されるキャラクターは、KPのPC（探索者）としてシナリオ内に示された範囲内で、ある程度自由なキャラクターメイク、ロールプレイが可能である。ただし、KPはそれによってシナリオ進行役としての役割を逸脱しないよう注意すること。 ・同様の理由で、2PLでのプレイもあまり推奨されない。 2PLの場合、本来NPC側となるHO2へのシナリオ誘導が強く発生し、HO1とのハンドアウトバランスの違い（焦点の当たり方、生還率の違い）や、公開概要や事前配布HOとの齟齬が存在する可能性に留意すること。上記を楽しめる場合は2PLでのセッションも充実したものになるだろう。

ハンドアウト

▼HO：旅人（PC／HO1） 現代日本探索者（改変可能。新規継続不問）。 ある時目覚めたら、異郷の地へと辿り着いていた。 それは10年以上前、皇子に聞かされた夢の国のようであった。 かつて彼に夢の国の話を聞かされた際、理由はどうあれ、あなたはその話を否定しなかった。 だからこそ今、あなたはこの地に立っている。 あなたの目的は現実世界へ戻る手段を探すことである。 ※皇子とは最低十年以上音信不通であった。 最後に交友があったのは少年期の頃である。 当時の出会いの経緯、関係の深さは自由。 ☑︎こんな人にオススメ ・異世界転生もの主人公のような立ち位置 ・旅を通して成長したい ・自分で推理したり思考を組み立てるのが好き ———————————————— ▼HO：皇子（NPC／KPC／HO2） 夢の国の住人（新規限定）。 旅人と同世代。夢の国の案内人として同行する。 訳あって城を離れているが、それについての記憶が断片的に欠落している。 漠然と王宮には戻らなくてはいけないと自覚している。 また、あなたは何故か“王位に就きたいと思っていない”。 あなたの目的は記憶の欠落を埋めること、王都へと戻ることである。 ※旅人のことは友人と認識しており、好意的である。 音信不通の間記憶については欠落が多い。 そのため、その間何をしていたか明確な回答を持たない。 夢の国の生活や常識については造詣が深いだろう。 女性とすることも可能だが、シナリオ内では男性として描写するため、適宜改変を行うこと。 ☑︎こんな人にオススメ ・異世界転生ものの案内人のような立ち位置 ・最初からステータスが備わっている状態で遊びたい ・シナリオの誘導や展開に上手に乗ることができる ———————————————— ※双方、幼少期の設定に追加が生じる可能性がある。 家族構成や生い立ちなどに影響するほどのものではない。 ただし、探索者の過去の行動に、シナリオからの確定した描写が発生する。 上記に対して柔軟な対応が取れない場合、セッションの参加を見合わせることを勧める。 ※単純な生還自体を目指すのであれば、ロスト率は中程度。 万事が円満なハッピーエンドを目標とする場合、難易度が跳ね上がる可能性がある。 ※各HOの目的は開始当初のものであり、シナリオ参加動機である。 しかし、セッション中に心境の変化や目的の更新を行うのは自由である。 その他、各話にて展開を円滑に進めるための小目標が発生する場合がある。 ※公開ハンドアウトではあるが、セッション中秘匿処理が発生する場合がある。

本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION