戦国時代に若き日の徳川家康と敵対して没落した三河吉良氏は、家康の手によって再び息を吹き返します。 そんな吉良氏再興から、江戸幕府樹立に伴う高家登用、幕府と朝廷のパイプ役としての厚遇、そうして築いた栄華が暗転する元禄赤穂事件、事件後に見舞われた悲運･･･高家吉良氏の栄枯盛衰を、フィクションも交えて描いた紙芝居を一冊にまとめました。 加えて、フィクションを省いた歴史も知っていただこうと、高家吉良氏をテーマにした西尾市生涯学習講座の配布資料を併載しました。「高家とはどんな仕事だったのか」「刃傷事件はなぜ起きたのか」「討ち入り事件は義挙だったのか」「赤穂とは現在どんな関係か」といったことが分かっていただけると思います。 Ｂ５判、フルカラー、８４ページ。