神を超えたDIVAを少女に付与するならば少女は何を想うのか?
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俺の人生はズタズタだ。 名前さえ周囲に呼んでもらえない俺は、ただただ妹を救う未来を求めて彷徨い続ける。 我が市は世界一の大財閥に飲まれてほぼ独立国家。 母は身籠の中で財閥の製薬会社の実験とは知らずに毒薬を服用。出産と同時に息絶える。 生まれた子は女の子。 俺の大切な妹となる。が、母と同じ症状が緩やかに発病して―― そして親父はさっさと再婚。 継母の連れ子の、俺の上の義妹になった子は処女びっちで、真面目な俺への誘惑が聞かないとまるでリリスのように出奔。 父とできていた可能性濃厚。 父も置手紙。 『異世界に魔王が現れた、あいつもいったから俺もちょっと逝ってたおしてくりゅぅ~』 これだ。 つまり、義理の娘と駆け落ち決め込みやがった! 継母は何も言わず家に帰っては、薬害で死んだ俺の母や病弱な妹を一切見ずに、薬害会社の財閥の製薬会社勤め。 大財閥の娘は姉妹揃って俺と同級生。 いろんな策謀を行ったらしいが記憶なし。 ドナー登録待ちと、金をつくるため、そして妹を救うための道を目指すも、何故か高校受験失敗。 ありえない、絶対に受かるレベルだったのに。 そこで夕日を眺める俺に、懐かしい掛け声と、視界に映ったその少女は、まさに昔憧れた格闘ゲームの主人公のようなヒロインだった。 その出会いが幻獣神だの米国諜報機関だのを呼び寄せ、大騒ぎに発展していくのだが――
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