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文庫本/本文86P/ 2024年5月19日 発行 ※通販価格
あらすじ
神戸には、大正時代に発足した未婚の女子のみで構成される藤花歌劇団がある。 舞台に青春を捧げる、昭和初期の少女たちの一瞬の輝きの物語。 『百華ノワール』に寄稿した『この花の涯まで』、コピー本の再録『いつか枯れる花に水をやる』、新作『花は海に散るとして』の三作を収録。 『この花の涯まで』※百華ノワールに寄稿 幼い頃から藤花歌劇団衣装部への憧れを胸に入職した水乃。 運命の娘役・音羽七緒と出会い、自身も衣装デザイナーとしての道を目指すことを決意する。 『いつか枯れる花に水をやる』 藤花の娘役を諦め、衣装部に入団した冬子。自身の器量から娘役の夢を諦めた過去があった。 やがて共に育って来た幼馴染みの美少女・池波ゆりに夢を託し、ゆりも順調にスターの道を歩んでるように見えたが…。 『花は海に散るとして』 七緒、ゆりの相手役も務めた葦原美弥。 そんな彼女の最初の相手役であり、七緒やゆりも憧れた澄野香代の物語。
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