探偵が淹れる珈琲は、今日も苦い
- ¥ 1,200
文庫本A6/p62 2024/5/19 文学フリマ東京38にて配布。 ※通販価格は手数料200円を含みます。
「彼女は祭壇を作ったんだよ。今から自殺をする部屋にね」
一週間前、品川区のマンションで首吊り死体が発見された。 その部屋に住んでいたのは28歳の女性。婚姻歴は無し、交際関係は不明。仕事の評判は良く、勤務態度も申し分なかった。 二日間、職場に出向かなかった彼女に目立ったトラブルはなかったように思える。 ただ、その遺体は衣服を身につけておらず、部屋からも何点か持ち去られたようだ。それは財布や金目のものではない。 殺人か、自殺か。殺人ならば犯人の動機はなにか。自殺ならばどうして自殺を図ったのか? この部屋から持ち去られたものは何か。どうして持ち去らねばならなかったのか? 堅物刑事とおちゃらけ喫茶店マスター、ふたりで不可解な事件の謎を解く!
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