平安時代に生まれた吉川道行は、憑き物を落とせる異能者であるがゆえに異界に迷い込み、暮らしている。しかし、自身の異能と取り憑かれた人を無視出来ない性格のせいで、どの仕事でも厄介者扱いされた。そんなある日、道行は陰陽寮で働くように言い付けられる。そこでは陰陽頭・雨宮桜花から魔物退治の指導を受けることになって――