
【仕様】 文庫サイズ・216ページ。本文87,000字程度。 【あらすじ】 『少女×弔い』がテーマの小説を三本集めた短編集。 ・『私だけが知っている』 第五回百合文芸小説コンテスト(百合文芸5)pixiv賞受賞作。 中学二年生の宮島るかは、宮島総合病院院長の孫娘。ある日担任に頼まれて、重い病気でずっと入院しているクラスメイトの佐倉由姫を見舞いに行く。二人は最初衝突しながらも、交流を重ねるうちに強い友情を育んでいく。 全編こちらで読めます。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19401044 ・『境界線』 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18655160 上記短編に大幅加筆。35,000字程度の中編となっています。 部活で怪我をしてプールを見学することになった健康優良児の流。いつも見学している優等生の前崎さんの、誰も知らない秘密を目にする。 ・『有終の雫』 今回書き下ろし。 ヤングケアラーの詩雫が、長く介護していた祖母の葬儀を通し、彼女への複雑な想いを振り返る話。